2021年11月3日(水)にデビューシングル「A」で華々しくデビューしたINIは、デビュー1年目にして初の全国ツアーとなる初アリーナツアーを開催。ファン待望の本ツアーは、2022年12月17日(土)の愛知・AICHI SKY EXPOを皮切りに、全国4都市5会場(全13公演)を巡り、1月7日(土)、8日(日)に追加公演として日本武道館2DAYSを実施。ツアー全公演を通して120,000人を動員し、チケットは即完売。INIにとって初めて尽くしだった公演からオフィシャルリポートが到着した。
本公演は、Billboard総合アルバムチャート“HOT Albums”やオリコンウィークリーアルバムランキングなどの各種音楽チャートで初登場1位を獲得して7冠を達成した1ST ALBUM「Awakening」の収録曲を中心に構成。アルバムのタイトル曲「SPECTRA」はもちろん、デビュー曲「Rocketeer」やストリーミング累計再生回数1億回突破の「CALL 119」などを含む全22曲を披露し、日本武道館に集まったMINI(ファン)を沸かせた。
今回レポートする日本武道館公演は、INIにとって23年初のライブ。気合十分のINIは、デビュー曲「Rocketeer」からタイトル通りのロケットスタートを切り、「Cardio」「BOMBARDA」とダンスナンバーを一糸乱れぬパフォーマンスで続けて披露。これには、メンバーもMINIも冒頭からボルテージは最高潮に。ダンスナンバーが終わった後のトークでは、新年1発目のライブということで「明けましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします!」と会場に集まったMINIに新年のあいさつ。年男の藤牧京介は「今年はMINIの皆さんにもっとたくさん会えるようにしたいです!」と23年の抱負を語った。あいさつの流れで佐野雄大が「僕たちの大切な曲を、成長した僕たちでお届けします」と紹介した「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」の課題曲「RUNWAY」「ONE」をINIバージョンで披露。デビューメンバーでの構成となり、オーディション時からダンス、ボーカル、ラップ全て各段に成長した姿で会場を魅了した。
VTR明けに登場したINIは、先ほどの黒衣装から一変、白を基調とした衣装をまとい、アルバム収録曲「Do What You Like」、木村柾哉と西洸人が振り付けを担当した「KILLING PART」を特別にホリデーバージョンで披露した。ライブ中盤には、木村、後藤威尊、松田迅によるダンスユニット「DANCE #1」、池﨑理人、田島将吾、西によるラップユニット「How are you」、尾崎匠海、佐野、許豊凡、髙塚大夢、藤牧のボーカルユニットによる「Mirror」を初披露。さらに、追加公演だけのスペシャルとしてアルバム「Awakening」収録曲から「Runaway」をハンドマイクで歌唱。メンバーのバックモニターには、INI公式HPで募集した、MINIによる愛を伝えるメッセージが映し出された。本楽曲は、メンバーの田島が作詞に参加。「僕たちの等身大を表せるように詞を考えたので、こうしてライブで披露することができてうれしいです」とコメント。ライブも終盤に差し掛かり、これまでのタイトル曲「Password」「CALL 119」「Shooting Star」「Dramatic」など、息つく暇もないパフォーマンスを披露した。
「Password」では、11人が1列になってリフターで登場して会場を圧倒した。アルバム「Awakening」のタイトル曲「SPECTRA」で本編が終了すると、アンコールを求めるMINIの大きな拍手に応えて流れた映像は、これまでリリースしたタイトル曲の最新曲「SPECTRA」からデビュー曲「Rocketeer」までを振り返るもの。最後に現れた文字は「Let Me Fly」。この楽曲は彼らが選ばれた「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」のテーマ曲で、オーディションの最終回にも披露した楽曲をこのツアーのために構成を変えたINIバージョンで披露した。ファンにとって“エモい”楽曲が終わると、最後のあいさつでリーダーの木村が涙を浮かべながら「こうしてステージに立てるのもMINIの皆さんのおかげです。ありがとうございます。これから老若男女問わず愛されるようなグループになれるように頑張りますので、よろしくお願いします」と感謝を伝え、年男の髙塚は「“大夢”だけに大きな夢を見ている気分でした。オーディションに応募した時に自分がこのようなステージに立つとも思ってなくて、僕がここに立っているのは今、僕を応援してくれているMINIの皆さんのおかげです」と伝えた。最年長の西は涙を浮かべながら「他のメンバーが言ってくれたように感謝してもしきれません。僕たちは本気で世界に行きたいです。MINIの皆さんを含めたINIチームで世界を目指したいと思います!」と今後の意気込みを語った。公演の最後「We Are」では撮影OKタイムがあり、最後の最後までMINIを楽しませ、歴史のある日本武道館の地で初アリーナツアーの幕を下ろした。
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