ジャニー喜多川が企画・構成・総合演出を務め、2006年より上演がスタート。多くのファンを魅了し続けてきた舞台『滝沢歌舞伎』。
2019年、滝沢秀明が演出を務め、Snow Man出演で『滝沢歌舞伎ZERO』として新たに生まれ変わり、東京・新橋演舞場ほかで上演。今年も同所にて7月から8月にかけて上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響により数々の舞台が中止や延期となる中、本作も同様に公演中止となった。
『滝沢歌舞伎ZERO』の公演を待ち望んでいた数多くの方々のためにジャニーズ事務所と松竹が協議を重ね、今まで舞台を見たくても見られなかった多くの方々にも広く楽しんでいただくために、この人気舞台を進化させて、舞台と映像を融合させた新時代の新しいエンターテインメントとして製作し全国のスクリーンで公開することが決まった。本舞台初の映画化となる。
タイトルは『滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie』。
主演は2019年の舞台に続いて本作が単独での映画初主演となるSnow Man。監督を務めるのは滝沢秀明。2010年の『滝沢歌舞伎』から舞台の演出を担い『滝沢歌舞伎ZERO』も手掛けた滝沢が、今回初めて映画監督に挑戦する。さらに振り付けをA.B.C-Zの五関晃一が担当する。今年の夏場に撮影を予定しており、年内全国公開の予定だ。松竹配給。
舞台『滝沢歌舞伎ZERO』の初映画化となる本作は、ダンス、アクロバット、腹筋太鼓、鼠小僧といった舞台骨子を生かしつつ、映画ならではの物語を組り込み、『滝沢歌舞伎』の持つ日本の美、日本人の力強さ、悲しみや喜びを描き出していく。また、見る人自身が舞台にいるかのようなリアルな映像を作るための施策を現在検討中だ。
[Snow Man コメント]
予定されていた舞台公演『滝沢歌舞伎ZERO 2020』は中止となってしまいましたが、映像という形で今年も演じられることを、とてもうれしく思います。僕たちはジャニーズとして、エンターテイナーとして、“どんな時でもショーをお届けして皆さまを楽しませたい。このような事態だからこそ生まれたこの新しい挑戦を、2020年日本で一番熱いパフォーマンスにするんだ”と期待で胸が高鳴っています。監督としてご一緒する滝沢くんから今まで学んできたことや今回吸収することを全て発揮し、Snow Man単独初主演の映像作品としても成功させたいです。ジャニーズが誇る最高の和のエンターテインメントの世界へ皆様をご招待させていただきます。ぜひ期待していてください。
[監督・滝沢秀明 コメント]
2020年の『滝沢歌舞伎ZERO』が実現できず大変残念な気持ちと同時に、こんな時だからこそエンタメの力が必要だと強く感じました。『滝沢歌舞伎』はどんな状況でも舞台を続ける、止まることは考えてはいけないと今まで教わってきましたので、緊急事態宣言が解除され、お客様の安全を確保でき次第、ベストな形で公開したいと考えております。今年は映像という形でお届けをいたしますが、『滝沢歌舞伎』を一番理解している私がSnow Manの魅力を全面的に引き出し、見たことのないSnow Manの形を立体的に表現いたします。変化ではなく進化した『滝沢歌舞伎ZERO』をご覧いただき、エンターテインメントの素晴らしさを皆様と共にもう一度感じていきたいと思います。これは映画でも舞台でもない、新たなる幕開けです。