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天海祐希×鈴木亮平のW主演で送る異色の西部劇エンターテインメント『広島ジャンゴ2022』

4月に東京・Bunkamuraシアターコクーンにて蓬莱竜太作・演出、天海祐希と鈴木亮平のダブル主演で、COCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』を上演する。

『広島ジャンゴ2022』は、Bunkamuraシアターコクーンが、かねてからクリエーションを熱望していた劇作家・演出家の蓬莱を迎えて送る、異色の西部劇エンターテインメント。

本作は公益財団法人広島市文化財団による、演劇創造を通じて広島と他の地域が“互いに引き合う”ような関係性作りを目指す「演劇引力廣島」プロジェクトの一環として、蓬莱が広島の劇作家と共作し、2017年にJMSアステールプラザにて上演された。

人間の価値観や限られた社会での常識、世間体、シングルマザーなど、現代に通ずるさまざまな不条理を問い掛けた本作。今、誰もが想像し得なかったヘビーな現実に日々立ち向かう観客に向けて、「明日が少し元気になるように」、フィクション・エンターテインメント性を高め『広島ジャンゴ2022』と題し、脚本をリニューアル、演出、美術、音楽を一新して、豪華出演者にて作品を再構築して上演する。

舞台は現代の広島のカキ工場。周囲に合わせることを全くしないシングルマザーのパートタイマー山本(天海)に、シフト担当の木村(鈴木)は手を焼いていた。ある日木村が目覚めると、そこはワンマンな町長(仲村トオル)が牛耳る西部の町「ヒロシマ」だった! 山本は、子連れガンマンの「ジャンゴ」として現れ、木村はなぜかジャンゴの愛馬「ディカプリオ」として訳も分からぬまま、共にこの町の騒動に巻き込まれていく――!

本作の舞台設定は、現実の世界(現代の広島)と仮想の世界(西部の町「ヒロシマ」)の2つの空間。2つの世界で物語が展開されていく。二人は、ワンマンな町長が牛耳る西部の町 「ヒロシマ」で理不尽がはびこる旧態依然とした男社会で奮闘することになる…というお話だ。

本作で山本役、何らかの罪で追われる凄腕ガンマンのジャンゴ役を演じるのが天海。そ木村役とジャンゴの愛馬であり、馬でありながらしゃべる上にラップもできるディカプリオ役を演じるのが鈴木だ。これまでにドラマ、映画、舞台と数多くの作品で確固たる演技力を人々の目に焼き付けてきた二人が、09年の映画『カイジ 人生逆転ゲーム』以来13年ぶりの共演でダブル主演を務める。

さらに野村周平、中村ゆり、宮下今日子、池津祥子、藤井隆、仲村が出演。他にも土居志央梨、芋生悠、北香那など幅広い層からこれ以上ない豪華キャストが顔をそろえた。

 [天海祐希コメント]

日本中の方々が忍耐と努力を重ね、ようやく劇場に100%のお客さまを迎えられるようになった今。3年ぶりの舞台に自分が立てることに心から感謝しています。蓬莱さんの作品は劇団公演をいくつか拝見しており、伏線の回収が巧みな戯曲と、俳優、特にオジサマたちを輝かせる演出が魅力的だと思っていました。加えて深い演劇愛も感じられ、ご一緒できることが非常に楽しみです。広島を舞台にしたウエスタンで、女ガンマンを演じる。全く経験のない設定と役柄ですが、鈴木亮平さんや仲村トオルさんはじめ、共演の皆さんが魅力的なことが大きな支え。蓬莱さんと皆さんへの信頼を胸に、精一杯作品に挑む所存です。蓬莱さんは、登場人物たちが大きな困難に直面しながらも、その先に希望を見いだす物語を紡ぐ方。お客さまを存分に楽しませた上、小さな希望もお持ち帰りいただければ幸いです。

[鈴木亮平コメント]

「また蓬莱さんと舞台でご一緒できれば」とひそかに考えていたところ、思いのほか早く機会が巡ってきました。人間の暗部にまで視線を注ぐ深い洞察力、独特のユーモア、重い設定を最終的にはエンターテインメントに仕上げる手腕。蓬莱さんの、お客さまを楽しませようという強い思いは俳優としてとても魅力を感じますし、世代も近く、作品づくりを一緒に突き詰めながら楽しめる貴重な劇作・演出家だと思っています。西部劇、しかも馬を演じるのは初めてのこと。劇場でナマの舞台を観劇する。その瞬間にしか感じられない、言葉にならないほどの衝撃や感動があると僕は思っています。感動をお客さまにしっかり伝えられるよう、全力で作品に挑みます。一人でも多くの方に、その時間を共有していただけたら何よりの喜びです。

公演は4月5日(火)~30日(土)まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、5月6日(金)~16日(月)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて。

 

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