2005年以来17年ぶりの上演が発表されたミュージカル『シンデレラストーリー』。このたび、キャストたちが舞台衣装を身にまとったキービジュアルが完成、公開された。
ミュージカル『シンデレラストーリー』は、「シンデレラ」を子どもから大人まで楽しめるようにと鴻上尚史が書き下ろし、03年にシンデレラ役に新人・大塚千弘、王子役に井上芳雄のコンビで初演、05年に王子役が浦井健治に引き継がれ再演された。
今回の作品ではファンタジーとしての物語の大筋は変えることなく、魔法が解けたのにどうしてガラスの靴だけはそのままだったのか、どうして家事ばかりしていたシンデレラが華麗なダンスを踊れたのか、などリアルに考えたら避けては通れない疑問に回答していく。
公開されたビジュアルは…。
シンデレラ役をWキャストで演じる加藤梨里香と水嶋凜は、家で継母たちにないがしろにされている時の衣装。
王子の大野拓朗、廷臣・ピエールにふんする入野自由、王妃・ガードルートの彩吹真央、王の吉野圭吾は王宮組にふさわしく華麗かつ荘厳な衣装。
シンデレラの継母・ベラドンナの佐藤アツヒロは、役柄そのままに主張の効いた華やかな衣装を¥あやしく着こなしている。
さらにシンデレラの義姉・オードリー、義姉・ジェシカのゆいPとまりゑは何かを図るかのような不敵な笑み、ミスターマウチュの川原一馬、ネズミのチュウ太郎の和田泰右、チュウ1役Homer,チュウ2役夏目卓実は小粋なネズミに変身、そして、ミュージカル初参加となるアンミカは、まさしくゴージャスな衣装を見事に着こなし、華麗な魔法使いぶりを披露してくれている。
これらは撮影用ではなく、全て実際にステージで使う舞台衣装。開幕がますます待ち遠しくなる、期待感を膨らませてくれるビジュアルとなっている。
シンデレラ役の加藤は「豪華で力強い製作陣、共演者の皆さまと作品創りをできることが心からうれしく、心強く感じています」。水嶋は「今の私にとってこの舞台はとても大切で大きなはじめの一歩になるということだけは確認しています」とコメント。王子・チャールズ役の大野は「僕らしい王子を演じて、作品に輝きを放つことができたらと思います」。義母・ベラドンナ役の佐藤は「今回新たな『シンデレラストーリー』を楽しんでいただけたらと思います」と、それぞれが公演へ向けた思いを語った。
公演は9月6日(火)~19日(月)まで、東京・日本青年館ホール、9月24日(土)、25日(日)愛知・東海市芸術劇場 大ホール、10月1日(土)、2日(日)福岡・キャナルシティ劇場、10月7日(金)~10日(月)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。