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山田孝之インタビュー「出演する以上はNGなしの覚悟で臨んだ」2045日の活動に密着!映画『TAKAYUKI YAMADA DOCUMENTARY「No Pain, No Gain」』

山田孝之の2013年から約5年半、2045日にわたる活動に密着したリアルドキュメンタリー映画『TAKAYUKI YAMADA DOCUMENTARY「No Pain, No Gain」』の完全版ブルーレイが7月1日(月)に発売される。リリースに先駆けて、劇場公開日の前日に密着したエクストラエピソードを加えた全9話を、dTVで6月22日(土)から独占先行配信する。

30歳を越えて人生の岐路に立った一人の男が「死ぬまでの人生、後悔しないよう生きるには何をすべきか?」の答えを求め、貪欲に未知なる挑戦を続ける姿が描かれている本作について、山田孝之が思いを語った。

【共通写真①】dTV_Yamada0122re

――密着取材の期間が5年間とかなり長いですが、今改めてどういう思いですか?

最初は5年間というのは決まっていなくて「密着する」ということだけ決まっていたのですが、この企画を聞いた時期は、自分の中でいろいろな仕事をやっていこうという思いがあったので、それを密着してたくさんの人に見てもらえたら楽しんでもらえるんじゃないかなという思いでした。密着してもらっている中で、苦悩する姿などもカメラに収められていますが「こういう姿を見てもらうことで、勇気が出てくる人もいるかもな」という思いも出てきました。

――完成した映像は見ましたか?

はい、見ました。見て感じたことは仕事を減らした方がいいなって(笑)。試写の時に抽選に当たったファンの方もいたのですけれど、映画が終わった後、ファンのみんなが「休んでください」って言ってくださいました(笑)。「しばらく見られなくてもちゃんとファンでいるので休んでください」って(笑)。

――作品のここに注目して見てほしいなというポイントは?

1人の人間の生き方を見せているだけなので何を感じるかは人それぞれだと思うのですが、この作品を世に出す意味として、「少しでもいいから希望になったらいいな」という思いはあります。希望というのは、人生を楽しむためにはそれだけの努力や苦悩が伴うけれど、その途中でいろんな仲間ができて一緒に目標へ向かっていくことで絆が深まるし、達成した時に喜びが待っている。そういったことは伝えられるんじゃないかなと思いますね。僕は体力はすごくある方ですが、見てもらったらわかるようにメンタルは強くないので。でも、1人では無理だけど目標に向かっている中で同じ方向に向かう仲間が必ず見つかるから、その仲間と協力し合っていけばなんとか乗り切れると思うので、「諦めたり、挑戦しないという事はもったいないんじゃないか」って思いますね。

――俳優、執筆業などいろいろな仕事をする中で、今後挑戦してみたいことはありますか?

まさに、昨日初めてライブ活動をやってみて、すごい大変だったんですよね。楽しめるというレベルでは全然なくて、緊張もしましたし。ちゃんとボイトレして歌のことも知って、せめて楽しめるレベルまで早い段階でいきたいと思いました。緊張感もお客さんに伝わっていたと思うし、何よりも自分たちが楽しめて、それがお客さんにも伝わっていけるレベルまでに早く達しないといけない。結構、時間の配分を音楽の方に多く費やさなきゃなというのは昨日すごく思ったので、今この段階で新しいことをやりたいというのはないですね。

――作品を見ていてここをカットしてほしかったなというところはありましたか?

あると思います?(笑) むしろ僕は大丈夫ですよと言ったのですけれど、事務所がNGというのはありました。俳優の場合は、演じるキャラクターがどういう声の大きさでしゃべるのか、歩くスピードはどのくらいか、どれくらいの角度の姿勢なのか、どれくらいの歩幅なのかなどそれぞれキャラクターごとに全部決まっていて、それを最後までベストな状態でやらないといけない。そこはどの役でも同じなんですが、一方ドキュメンタリーはNGを出した時点でドキュメンタリーじゃなくなってしまうから、やる以上はそういう覚悟(NGはなし)でやらないと。まあ、覚悟というほどの覚悟は要らないですけど(笑)。基本(自分を)作らない人間なので、それを撮られたところで見られたところで何も抵抗はないですから。4時間バージョンの映像が世に出たら仕事の20分の1くらいは見れられると思いますって言ったのですけれど、冷静に考えたら100分の1くらいですね。全てなんて無理ですよね、ライブ配信するしかないですよね(笑)。29歳の時から撮っているのですけれど、もしも25歳の時から撮っていたら日中でも遮光カーテン閉めて、日の当たらない物件を探して、日が沈んだら外に出て日が明けるタイミングで帰るという生活でしたね。そこから考えたら相当生活に変化が現れていますけれど。生き方としては僕という人間がいろいろやっているだけですが、それを実行できるのは、20年近くやってきた俳優としての土台があるからということは理解しています。そんな中で、俳優として何かリターンを求めてやっているのではなく、後輩たちがもっとストレスなく芝居に集中できるようになればという思いが根底にありますね。後輩たちから(ストレスを軽減するにはどうしたらいいかなどの)相談を受けたりするのですが、それは僕も経験して共感できる悩みでもあるので、少しでもそんな状況を変えたいんです。結局、何かやりたいというその先にあるものを考えた時にそこにいくまで1人で耐えられるかなとか、くじけるんじゃないかなとか考えるから行動しない人が多いと思うんです。だから先に仲間を見つけようとしたりとか、今いるポジションで仲間を見つけても絶対方向性が多少ずれてくると思うんですよ。とりあえず動いてみて、動きだすと勝手に仲間って見つかってくるので、先に仲間を見つけていこうというよりかは、とにかく1人でもいいからやってみる。他にも1人で動いている人は必ずいるので、そこと出会ったら一気に仲間になれるから、まずは何事にも挑戦してみることが大事だと思いますね。

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