2004年の三島由紀夫賞候補にもなった、いしいしんじ氏の傑作小説「プラネタリウムのふたご」を、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』『リューン』などでも活躍する気鋭の若手俳優・永田崇人(ながた・たかと)と、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンで越前リョーマ役を演じた阿久津仁愛(あくつ・にちか)の2人によるW主演で上演することが決定した。
演出はハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』などでおなじみのウォーリー木下。ウォーリー木下は、『つながる音楽劇「麦ふみクーツェ」~everything is symphony!!~』(15年)でも、いしいしんじ作品を原作に脚本・演出を務めていて、本作が2作目。いしいしんじワールドをより深化させ、彗星にちなんで名づけられた主人公のふたごの兄弟・テンペルとタットルに、急成長を見せ続ける注目の新生2人、永田と阿久津を起用。今回この心温まるヒューマンドラマの名作を、新たな“音楽劇”に創り上げた。
テンペル役の永田崇人は「演出家のウォーリー木下さんとは8度目の作品です。双子のタットルを演じる仁愛とは4年前の演技レッスンからの仲で、とても感慨深いです。この双子の物語がどんな風に色づいていくのか、今からワクワクしております。都心ではあまり観ることのできない美しい星空をお届けできたらなと思います」
タットル役の阿久津仁愛は「ミュージカル『テニスの王子様』が終わり、初めての作品となります。新たな環境、新たなステージに立てること本当に光栄です。また、事務所の同期で尊敬する先輩である崇人くんと、双子でW主演として共演することができるのがとてもうれしくて楽しみです! 今まで培ってきた経験を活かしつつ、全力で挑みます」
とW主演へ意気込みを語った。
公演は6月27日(土)、28日(日)に愛知・東海市芸術劇場大ホール、7月1日(水)~5日(日)まで東京・日本青年館ホール、7月9日(木)~12日(水)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて。