小池一夫原作、上村一夫作画により、1972年に連載を開始した「修羅雪姫」。当時、ハードボイルドピカレスクロマンとして一大ブームを巻き起こし、翌73年には梶芽衣子主演で映画化され、大ヒットを記録した。
そして昨年11月、活動を休止していた女優・今泉佑唯の復帰作として舞台化された『修羅雪姫』は、連日ソールドアウトの盛況となり作品的にも高評価を得た。
その『修羅雪姫』が誕生から50周年を迎える今年、日本の演劇の殿堂・紀伊國屋ホールにて『修羅雪姫-復活祭50th- 修羅雪と八人の悪党』として上演される。
修羅雪と8人の悪党が繰り広げるダイナミックなアクション活劇が生まれる。
主演の修羅雪姫には、昨年、女優復帰をとげ大好評の中で復活した今泉が再びこの大役に挑む!
貧民窟に身を隠す謎の闇医者に高橋龍輝、雪を追い詰めながら見守り続ける警視庁のエリートに瀬戸利樹、数々の舞台出演はもちろん近年映像作品への進出もしている細貝圭が修羅雪姫の最大の敵を演じるなど、若手個性派俳優が修羅雪を取り囲む。また、日清戦争の悲劇、中国から密輸された殺人鬼を玉城裕規が演じるほか、舞台企画「エン*ゲキ」シリーズ等で作家、演出家としても活躍している池田純矢が反政府運動のテロリストとして出演する。さらにトップダンサーから女優と幅広い活動を繰り広げ、本作の振付も担当する水野絵梨奈と元NMB48の井尻晏菜が修羅雪姫の復活祭に華を添える。
この壮大な物語の復活祭の演劇舞台化は日本エンターテイメント演劇の巨匠、岡村俊一が紀伊國屋ホール用に『修羅雪と八人の悪党』として手を加え、新たな構成演出を作り上げる。また新たな脚本を北区つかこうへい劇団出身で、俳優からナレーターまで幅広い活動を続ける久保田創が担当する。
誕生から50年の時を超え、紀伊國屋ホールに復活し、復讐(ふくしゅう)の旅を生き続ける修羅雪姫の苦難の人生に、果たして未来はあるのだろうか? 開幕が楽しみだ!
公演は3月18日(金)~27日(日)まで、東京・紀伊國屋ホールにて。
※2021年11月の『修羅雪姫』公演時