ドラマ

柳楽優弥×川栄李奈「オレは死んじまったゼ!」インタビュー

柳楽優弥と気鋭の監督&脚本家の長久允がタッグを組んだ、幽霊たちの生きざまをほろ苦く、切なく、温かく描いたドラマ「オレは死んじまったゼ!」。ある日突然死んでしまったホスト・桜田和彦を柳楽優弥が、元看護士で口が悪くぶっきらぼうな幽霊・佐々木咲を川栄李奈が演じる。作品の魅力や撮影秘話、好きなシーンやキャラクターについて、2人に語ってもらった。

――このドラマのお話を聞いた時の率直なお気持ちを教えてください。

柳楽 長久作品が好きだったので、長久組に参加できるのはもちろん、今までになかったホスト役というのもうれしく、楽しみだなと思いました。

川栄 私は、柳楽さんが主演で、幽霊ものでコメディーと聞いて、絶対出たいなと思いました。監督も共演者の方も本当に良い方ばかりで、撮影もすごく楽しかったです。

――長久監督の現場はいかがでしたか?

柳楽 長久監督がフレキシブルというか、即興的な演技も尊重する方で、現場で一緒につくり上げていくような雰囲気でした。「これが長久イズム」みたいなことは特になく、自然体でいられる現場でした。ただ、編集のことはその場では聞かされないので、実際に映像を見て、長久監督らしさを感じて、やっぱり好きだなと改めて思いました。

川栄 カメラマンさんがセグウェイみたいなものに乗って、私たちが歩いているところを撮っていたことがあって。撮り方が今までに体験したことのないアングルや手法だったので、作品が出来上がった時が楽しみだなと撮影中から思っていました。

――脚本を読んでの感想を教えてください。

柳楽 ファンタジーの入り口として幽霊が描かれるのですが、物語が進む軸は幽霊特有ではなく、普段人が生活していく中での悩みで。その悩みを自分と向き合って解決していく中で、いい仲間ができてというヒューマン要素が強かったので、「いい話だな」「和彦はいい仲間に出会えたんだな」という“いい読後感”が主でした。

川栄 毎話毎話、すごく刺さりました。登場人物の年代も違うし、抱えている悩みも違うのですけれど、全話見終わって前向きになる、勇気づけられるような作品だと思いました。

――役を演じる際に意識したことは?

柳楽 20代では役柄に寄せていくことを意識していたので、30歳では自分のパーソナルな部分を軸に置いて、そこに役柄が重なって役のように見えていく、という表現がしたくて。長久監督は自然体で現場にいて良しとしてくれる監督ですし、やりたいことができる現場だったなという充実感はありました。こだわりとかはなく、そのまま自然体でいたいなと思って、現場に臨みました。

川栄 私も普段はあまり事前に役を作り込むタイプではないのですけれど、衣装が「この人、こういう性格なんだろうな」というのが一瞬で分かるものだったり、本読みもしていただいたので、キャラを把握した状態でかつ自然体でできたような気がします。

――ご自身の役の、演じてみて楽しかった部分を教えてください。

柳楽 こういう役柄だからどうこう、ということは実はあんまりなくて。長久監督の現場に、衣装を着て、セリフを覚えて行こう、というぐらいの気持ちでした。でも、お酒を飲んで場を盛り上げようとするような開放的なシーンはあまり演じる機会がないので、ちょっと楽しかったです。

川栄 パラパラのダンスレッスンもされてましたよね?

柳楽 すごく難しかったです。長久監督がうまいんですよ。あと(女子高生の幽霊・小森凛役の長澤)樹ちゃんもうまかったので、「ちゃんと付いていこう」という気持ちでした。

川栄 体育館の真っ暗な中で、2人に照明が当たってパラパラを踊っているのがすてきで、「すごいな~」と思いながら見ていました。私は、咲のサバサバしているところがすごく好きでした。子役の女の子とのシーンではほっこりしつつ、「子どもってずっと味方でいてくれるんだな」とこの作品を通して思いました。

――お二人の共演はこれが3度目になります。

柳楽 3度目ってすごいですよね。「初めまして」の感じじゃないです。当たり前なんですけど(笑)。

川栄 アハハ!

柳楽 これまでとまた違う関係性の役でしたけど、川栄さんと長久組にいると、自分の中でも「いい現場に参加できているな」という実感が湧く瞬間が多かったです。なぜ、どこが、というのは分からないのですが、いい雰囲気の中にいられたなと。

川栄 柳楽さんはお芝居がとてもすてきで、でも「僕、主演です!」みたいな張り切っている感じもなく(笑)、すごく自然体で現場にいてくださるので、みんなが緊張せずに素で楽しく、一つの作品をつくれたんじゃないかと思います。

柳楽 3度目ですし、やりやすかったですね。それに今、みずがめ座の時代なんですよ。

川栄 そう! みずがめ座のこと、褒めてくださるんですよ。

柳楽 前に読んだ本に書いてあって。しかも、カメラマンさんもみずがめ座で、この撮影現場にみずがめ座の方が2人もいるなんて、という安心感はありましたね。

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