林翔太主演の舞台「DOLL」の囲み取材とゲネプロが6月1日に東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて、同日の開幕前に行われた。囲み取材には林のほか、松本幸大、陰山泰、藤田玲、演出の元吉庸泰が参加した。
人形師として将来を期待されるが、人形が作れないほどの火傷を負う主人公・佐倉いろはを演じる林は、「お客様が最後の共演者だと思っているので、観ていただいた際の反応が楽しみですし、一緒にこの作品を育てていけたら嬉しいです。千穐楽まで悔いがないよう、毎公演毎公演しっかりと噛みしめながらやっていきますので最後までよろしくお願いします」と意気込みを話した。
ズィーク(快斗)役の松本は「今までにやったことのない初めての役どころでした。一見、悪にしか見えないけれどいろいろな葛藤や自分の正義もあって、感情をぶつけるところで気持ちが昂って涙してしまったシーンもあるので注目していただきたいです」と話したい。
林と松本は、外部作品で共演は始めて。林は「「子供のころから知っている彼がいい意味で変わっていなくて安心しましたし、お芝居に対する向き合い方や突き詰める姿は勉強にも刺激にもなりました」。松本は「お互い成長している中でこのタイミングで共演ができて嬉しいですし、楽しかったです。稽古中では、今までやらなかったことをやっても林なら受け止めてくれる安心感がありました。信頼していろんなアプローチをすることができました」と話した。
公演は6月5日まで東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて、16日から18日まで京都・京都劇場にて上演。
【撮影:立川賢一】
(C)玉梨ネコ・TOブックス (C)『DOLL』製作委員会