金曜8時のドラマ枠で刑事役でバトンタッチした劇団EXILEの小野塚勇人、佐藤寛太の二人にインタビューを実施!
プライベートでも仲良しな二人のトークをたっぷりお届け。佐藤さんには駐在刑事の舞台である奥多摩の魅力も語っていただきました。
小野塚さんの絶妙な“軌道修正”に注目です。
--お二人とも同じ放送枠で刑事役を演じられたわけですが、役作りはどうしていきました?
佐藤 僕は前作(シーズン1)から引き続きだったので、役作りというよりはセリフ量に悩みましたね…。軽部という役は見たものを何でも覚えてしまう人なので。他の人たちは警察手帳に書いてある事件の死亡推定時刻とかを確認するんですけど、僕の役は確認ができないんですよ。全部覚えてないといけないので(笑)。その辺は難しかったです。だから誰よりも台本の時系列やセリフを把握していた自信があります!
小野塚 刑事が使う言葉って言い慣れないものばかりで、最初はちょっと戸惑いましたね。
佐藤 死亡推定時刻とか、普段言うタイミングないじゃないですか?
小野塚 そう。刑事ものをレギュラーでやらせていただくのは初めてだったので僕の演じる黒木は優秀と言えば優秀なんですけど、どちらかというと茶目っ気があるキャラクターでお調子者というか。
佐藤 そこもお互い似ているんですね、僕もそんな感じの役どころでした(笑)。
--方向性は違えど、二人とも愛されキャラな役どころ。演じるために努力されたことは?
佐藤 そうですね…控えめに言わせていただくと、僕自身が愛されキャラなのであんまり役作りをしたということはないかもしれないです。
小野塚 控えめでそれ?
佐藤 はい、控えめに言わせてもらうと。
--素でいけました?
佐藤 素でいけたなという自覚はハンパじゃなくありますね。
小野塚 ハハハ(笑)。確かに寛太は劇団の中でもすごく可愛がられてるし、愛されキャラなんですよ。なんかちょっと犬っぽいところあるじゃないですか。
佐藤 (笑)。本当に先輩たちが可愛がってくれたので、現場でも。そういう意味でもすごく現場自体が居やすかったから。結構先輩とかにもかみ付くじゃないですけど、そういう役どころだったんですよね。それがドラマでちょっとうまく転がされてる感じになっているんじゃないかな。
小野塚 駐在犬?
佐藤 駐在犬ですね(笑)。
小野塚 俺も言ってしまえば名取(裕子)さん演じる麻生さんにめちゃくちゃこき使われる犬みたいなものだったよ(笑)。
佐藤 一緒ですね! 同じポジションだ。
--犬ポジですね。
佐藤 犬ポジ、あると思います(笑)。
小野塚 警察の犬…って言ったら意味変わっちゃうか(笑)。
--お互いの演技に対して思うことは?
佐藤 本人が隣にいるから言いづらいですけど、小野塚さんはすごく器用だなって思いますね。どの役やってもすごい上手だし。俳優さんとして、監督がこうしてほしいって言ったことに対して対応できる柔軟な人なんだろうなって。あとは性格が優しいですね。
小野塚 寛太は、この持ち前の明るさと、身体能力も高いんですよね。「HiGH&LOW」とかでもやっていましたがアクションもうまいし。フレッシュな役がすごくハマるなと思います。
--劇団EXILEの中でお二人はどんなポジションなのですか?
佐藤 うちのメンバーはボケが多過ぎるんですよ。簡単に言えばツッコミ不足なんです。だから小野塚さんが入るだけでもう、回る回る!
小野塚 (笑)。
佐藤 メンバーが小野塚さんのおかげで生きていく! だからマイクは常に小野塚さんが持っていないとダメなんですよ。なかなか9本もマイクがあるステージってないじゃないですか。毎回誰かがマイクを持っているんですけど、小野塚さんには常にマイクを持っていてほしいですね。
小野塚 ハハ! やだよ!
佐藤 どうボケてもコンマ3秒で突っ込んでくれるので。
小野塚 (笑)。別にツッコんでるつもりはないんですよ。俺としては普通に訂正しているだけなんで。「違うんじゃないですか?こっちですよ」ってアテンドしているような感じ(笑)。芸人さんみたいなツッコミができるかって言うとそうじゃなくて、普通に常識を…こうですよねって言うことをパパパと言っているのが、結果ツッコミみたいになってる。
佐藤 おぉー!(拍手)
小野塚 おぉーじゃないから!
--佐藤さんはガンガンボケそうですね。
佐藤 僕はガンガンっすね! ツッコまれ待ちです(笑)。
小野塚 ハハハ(笑)。ずっとしゃべりが止まらないからな。
佐藤 誰かが止めてくれるのを待ってるんです。
小野塚 ホント、ずっとこういう感じですからね?
佐藤 これもいま小野塚さんいなかったら、質問する暇ないと思いますよ。
小野塚 (笑)。
佐藤 今はちょっと抑えめなんで。
小野塚 これで抑えめなんだ(笑)。
--ではツッコミ役は小野塚さんだけですか?