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公演間近の舞台『ROOKIES』キャストが野球練習風景を公開!

先日、舞台化が発表された『ROOKIES』。11月18日(土)からの東京公演を皮切りに大阪、原作者・森田まさのりの出身地である滋賀の3都市で上演される。

物語の舞台は、かつては甲子園出場を果たすほどの伝統がありながら現在は見る影もないほど荒廃している二子玉川学園高校の野球部。そこに赴任してきた新人教師・川藤幸一の熱意により、再び甲子園を目指す部員たちの青春ストーリーが描かれている。

公演まで約半月に迫った10月下旬、舞台『ROOKIES』の出演者たちが東京・足立区平野運動場に集い、野球練習風景を公開した。

この日の野球練習には、川藤幸一役の根本正勝、安仁屋恵壹(あにや・けいいち)役の宇野結也をはじめ、二子玉川学園高校の野球部員役を演じる縣豪紀、小西成弥、友常勇気、うえきやサトシ、須賀京介、佐川大樹、桜庭大翔、用賀第一高校の野球部員を演じる本川翔太、舟津大地、武田知大、村越亮太、守上慶人、榎本純、東元堵、二子玉川高校野球部マネジャー・八木塔子役の太田奈緒が参加した。

円形になってしっかりとウオーミングアップを行い、ベースランニングからスタート。それぞれがポジションについてノックを受ける時は全員が真剣な表情に。さらに二子玉川学園高校の野球部員役が守備について、用賀第一高校野球部員がバッティングするという練習も行われたが、外野にヒットを打たれるとピッチャーの宇野は「これが打たれた時の気持ちか!」と悔しさを口にした。和気あいあいとした雰囲気の中にも真剣さが見られ、『ROOKIES』の物語同様、グラウンド上は熱いぶつかり合いの場となった。練習後に根本、宇野、太田の3人がコメントを寄せた。

サブ1

[川藤幸一役:根本正勝コメント]

僕が演じる川藤は、暑苦しいほど真っすぐな男。生徒たちから見ると最初はうっとおしい存在だと思うんです。でも、僕も原作を読んだ時に「こんな教師がいたら変わる景色もあるな」って思いましたので、小細工なしに真っすぐに演じてみようと思っています。稽古が始まってまだ数日ですけど、熱い作品ということもあって、稽古場の熱もすごいんです。チームワークが良くて、すでに気持ちが一つになっているので、本番に向けてどんどんいい感じになっいくんじゃないかなとワクワクしています。グラウンドで練習できたこともすごく良かったです。稽古場だけではつかめなかった雰囲気がつかめましたし、今見ている景色や今日の練習が今後の稽古、さらには本番にきっと生かされると思いますね。チームプレーで最高の作品をつくっていこうと思っています。舞台はお客さんが入って出来上がる空気があるので、皆さんにぜひ劇場に足を運んでいただいて、一緒に熱い気持ちになって楽しんでもらいたいです。

サブ2

[安仁屋恵壹役:宇野結也]

安仁屋恵壹はシンプルに“素直になれない男”。野球をやりたい気持ちはありながらも、ツレとの時間を大事にしたいと気持ちが傾いたところを川藤という存在によって変わっていきます。素直になれないのも若さゆえの屈折具合なんですけど、そこから成長していく様が繊細に描かれていて、ただのヤンキー漫画ではないので、この舞台でもそういうところを表現できればいいなと思っています。稽古はまだ始まったばかりですけど、すごく楽しいです。今回はじめましての方がほとんどなのですが、『ROOKIES』という作品のおかげかすぐに仲良くなって、2日目にはもう打ち解けていて、今日のグラウンドでの野球練習でさらに距離が縮まりました。舞台で野球の試合をどう表現するのかというのを、演出の伊勢(直弘)さんが趣向を凝らして考えてくださったので、そこに僕たちの熱量やチームプレーで築き上げたものが組み合わさった時に素晴らしいドラマが出来上がると思っています。ぜひ劇場に来ていただいて、熱い思いと真っすぐな言葉たちに触れてほしいなと思っています。

サブ3

[八木塔子役:太田奈緒]

私が演じる八木塔子は、真っすぐで自分を持っている女の子です。皆さん、稽古初日から熱がとてもすごいです。女性キャストは私を入れて2人だけなんですけど、入りやすい空気をつくってくれてありがたいなと思っています。塔子は途中から野球部のマネジャーになるという役なので、私も稽古を通して皆さんの輪の中にどんどん入っていきたいなと思っています。今日、このベンチからグラウンドを見ることができたのもよかったです。野球はお父さんが好きで、お父さんの試合を見に行ったりしていました。それと「パワプロ」(ゲームソフト「実況パワフルプロ野球」)が大好きなので野球のルールはバッチリです(笑)。「ROOKIES」のドラマが放送された頃は部活を頑張っている自分と重ねて見ていました。今、大人になって舞台の脚本を読ませてもらったら、「青春ってこんなんやったなぁ」とか「何かに一生懸命になることって最近忘れていたなぁ」とか、また違う感情が湧いてきました。当時のことも思い出したりしましたし、元気になれる作品です。私は京都出身なので、東京だけじゃなくて、大阪と滋賀でも公演があるのもすごくうれしいです。絶対活力になる舞台なので、ぜひ見に来てください。

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