平安貴族のタイムスリップ居候コメディー! 現代に舞い降りた光源氏くんのエンジョイライフを舞台化した、舞台『いいね!光源氏くん』が8月に三越劇場で上演される。
「いいね!光源氏くん」は、漫画家えすとえむによるコミック漫画作品。2020年にはNHKでテレビドラマ化もされ、好評につき、その続編も放送されるなど話題となった。
現代日本に住むOL・藤原沙織の元に、平安時代に紫式部が生涯で唯一描いた小説作品「源氏物語」の主人公である光源氏くんが現れる。次元と時代を超えて現れた光源氏くんに混乱しつつも、元の時代に帰るための手段を探す光源氏くんと現代のOL藤原沙織は、奇妙な同居生活を始める。そこに、光源氏くんと同じ時代からタイムスリップした頭中将や沙織の周りのさまざまな人々を巻き込み繰り広げられるドラマを描いた歴史コメディー。
本作は、その原作漫画をベースに舞台版オリジナルストーリーとして上演する。
舞台作品で数々の幅広いキャラクターを演じてきた室龍太が、光源氏くんを演じる。光源氏くんと同じ時代からタイムスリップしてくる頭中将を冨岡健翔。光源氏くんと 同居生活するOL藤原沙織を矢島舞美。他にも、個性的な実力派俳優たちが彼らに巻き込まれるさまざまな登場人物たちとして出演し、本作に彩りを加える。
なお、全てのキャストおよびチケット情報は6月半ばごろ発表予定。
脚本は、女性独特の目線から笑いを誘う作風が印象的な演劇ユニット「艶∞ポリス」主宰の岸本鮎佳が担当。また演出は、 舞台『家政夫のミタゾノ THE STAGE~お寺座の怪人~』をはじめとする舞台作品にとどまらずテレビドラマの脚本・演出なども手掛ける村上大樹が務める。
[室龍太コメント]
こんにちは、室龍太です。このお話を頂いた時は率直にうれしかったですね! まさか自分が源氏物語に出てくる光源氏を演じられるとは。この作品を舞台化してどのような作品になるのかすごく楽しみです! あと個人的に抹茶フラペチーノ大好きなんで、飲むシーンはなくさないでほしいですね(笑)。今まで演じたことのない役柄ですし、何より明るい作品になってますので、ぜひ劇場まで足をお運びください! お待ちしております。
[冨岡健翔コメント]
タイトルを聞いただけで何やら面白くなりそうな予感…と思い、さらに演出の村上さんのお名前を見て、これは絶対に面白くなる! そう確信しました。昨年初めてご一緒させていただいて、またいつか絶対に村上さんとお芝居を作りたい!と思っていたので、こんなにも早くまたご一緒させていただける機会を頂けてとてもうれしいです! この作品には、非現実的な部分や心の中でツッコミを入れる部分がありながらも、なぜか見ているうちに不思議とそれらを受け入れてしまう不思議な説得力があるように感じました。笑いと人情にあふれたすてきなお芝居を初めて共演させていただく室くんをはじめとするすてきなキャスト、スタッフの皆さまと共に作り上げたいと思います! ぜひとも劇場でたくさん笑って、みんなで暑い夏を吹き飛ばしましょう! 劇場にて皆さまのお越しを心よりお待ちしております!
[矢島舞美コメント]
漫画やドラマファンの方も多くいらっしゃる『いいね!光源氏くん』。私自身も当時ドラマで見ていた作品で、キュンとしつつもクスッと笑えるとても印象的な作品でした。今回そんな作品の舞台版に呼んでいただけて、とてもうれしいです。原作を基にしたオリジナルストーリーということなので、原作の沙織を大事にしつつも、私がこの役を演じるからには何ができるのか? 稽古でたくさん挑戦して、皆さまの心に残る時間をお届けしたいと思います!
公演は8月12日(土)~19日(土)まで東京・三越劇場にて。
©えすとえむ/舞台『いいね!光源氏くん』製作委員会