10月3日(土)、4日(日)の2日間にわたり、Kis-My-Ft2が東京ドーム初となる無観客生配信ライブを行った。今年4月から9thアルバム「To-y2」を引っ提げ、5都市13公演で開催予定だった5大ドームツアー「Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2020 To-y2」が全公演中止となる中、「何とか、皆さんにライブパフォーマンスをお届けしたい」と願うメンバーの思いがこの公演につながった。
今回のライブは、Kis-My-Ft2が生み出す「音楽=おもちゃ」を使って一緒に遊び、幸福や感動を分かち合い、人生を豊かに彩ろうというアルバム「To-y2」のピースフルなコンセプトをベースに構成された。
キューブ型のブロックやロケット、ロボットなどワクワクするおもちゃのモチーフで彩られたステージセットに7人はゴンドラに乗って現れ、北山宏光の「盛り上がっていこうぜ!」の声と共に「Cannonball」でライブがスタート。最初のあいさつでは、「離れてもきっと思いはつながると信じています!」と藤ヶ谷太輔が画面の向こうに呼び掛ける。
序盤から「To-y2」の収録曲やシングル曲「HANDS UP」「Mr.FRESH」など勢いのある楽曲が続き、激しいダンスで畳み掛ける。千賀健永が振り付けを担当した「COUNT 7EVEN」や、キスマイのライブの恒例でもあるド派手な特効を生かした「MAHARAJA」などパワフルなステージが続いた。
アルバム「To-y2」の特典映像の「キスマイリアルすごろく」で、「次のライブで目立てる権利を獲得した」宮田俊哉は、本ライブで歌いたい大好きな楽曲2曲をセレクト。2曲のうち披露する1曲を決定するアンケートを配信開始1時間前から行うなど、参加型の企画も。
新しい門出に立つ全ての方々へ届ける「種」では、新たな試みに挑戦。事前に募集した合唱動画がメインステージのLEDモニターに映し出されると、キスマイメンバーと笑顔のファンたちの大合唱が実現。たくさんの人の思いがドームに集まり、温かな空間ができあがった。
アンコールは、東京ドームに隣接する東京ドームホテルの屋上へ移動。この場所でライブパフォーマンスをするのはKis-My-Ft2が史上初の試みという。7人は、地上155mからライブ初披露となる最新シングル「ENDLESS SUMMER」を歌い上げた。
メンバーとファンが同じ時間、同じ思いを共有し合った2時間。10年目を迎えたKis-My-Ft2をさらに勢いづける、幸せなライブだった。
Kis-My-Ft2オフィシャルサイト:https://avex.jp/kismyft2/