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リリー・フランキー×上白石萌歌「The Covers」インタビュー

上白石 「Covers」でのカバーは原曲の素晴らしさはもちろんですけど、カバーする方々の良さも同時に知られるんです。同じ曲でも歌い手が違うと、こんなにも違う風が吹くんだなって感じて。

リリー 「Covers」にいらっしゃるミュージシャンの方はカバーすることに対して、原曲を歌っていた方やその曲に対するリスペクトがあるので、音楽少年、音楽少女のような顔をしていますよね。友達の実家に行って、その人の育ってきた様子を一瞬でも見せてもらえるような、いとおしさを感じます。

上白石 確かに。

リリー いつか、もかおさんにも「Covers」で歌ってもらいたいです。本当にこの人の歌は素晴らしいので。ちなみに「Covers」でカバーするんだったら、どの曲歌ってみたい?

上白石 大貫妙子さんの「都会」という曲を歌いたいですね。

リリー 渋いところきますね。

上白石 この曲が好きですし、「Covers」の雰囲気に合いそうです。大貫妙子さんの歌がすごく好きなんです。昔の曲こそ新しいという風潮があって、いろんな曲に引かれているところです。

リリー 番組で歌ったことはないですが、もかおさんとデュエットでもしましょうか。男女のメジャーなデュエット曲は昭和の時代からあまり出てきてないですけど…。今までいろいろな人と「ロンリー・チャップリン」を歌ってきました。福山(雅治)くんとも歌いましたけどね、男二人なのに。そういう現代美術をずっとやっています(笑)。

――コロナ禍を経て、改めてご自身にとって「音楽」とは?

リリー 僕にとっては、音楽が一番尊敬の念が絶えない文化であり、生活になくてはならないもので。僕に限らず、地球に生きている人は昔から音楽と共に生きているわけじゃないですか。その中でコロナが流行して、「歌ってはいけない」ってSFみたいな経験をすることで、改めて“音楽で人がつながっていた”とか、“音楽の生々しさに助けられてきた”ということを再確認しました。

上白石 音楽はどんなときも心に寄り添ってくれる「心の処方箋」ですね。私自身も歌うことや音楽を聴くことでずっと助けられてきたので、食事と同じくらい大切なものだなと思っています。

Profile

りりー・ふらんきー 1963年11月4日生まれ、福岡県出身。

かみしらいし・もか 2000年2月28日生まれ、鹿児島県出身。

「The Covers 10周年スペシャルLIVE」

NHK総合

5月18日(木)後10.00~10.45

 

 

文◎布澤奈々子

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