ふぉ~ゆ~の福田悠太主演の舞台「KOKAMI@network vol.19『ウィングレス (wingless)-翼を持たぬ天使-』」が、5月1日に東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA にて開幕。初日公演に先駆けて、フォトコールと囲み取材が行われた。
鴻上尚史が作・演出を手掛ける「KOKAMI@network」シリーズの第19弾となる本作は、約2年ぶりに鴻上が書き上げた渾身の新作。翼を捨てた元天使が人間を救う戦いに挑む冒険を描く、思い切り笑って泣ける歌ありダンスありのエンターテインメント作品だ。
人間の女性に恋をして翼を捨てるも即失恋し、もう一度天使に戻るため人間を救う冒険に挑む主人公の元天使・ 榊原一郎役を務めるのは、豊富な舞台経験と確かな演劇力に定評があるふぉ~ゆ~の福田。共演には、榊原が恋をした女性・絹田玲菜役に大野いと、「宇宙の声」代表の第一秘書・岩波大介役に小南光司、フリーライターで玲菜の元恋人の芝隆太役に鈴木康介、森川彩子の娘で小学三年生の少女・森川麻衣役に三上さくらと中川陽葵 (Wキャスト)、麻衣の母親で元夫のDVから逃げ出した森川彩子役に田畑智子、榊原が戦いを挑むスピリチュアルグループ 「宇宙の声」代表・神山秀雄と神様役(2役)に渡辺いっけい。若手からベテランまで、魅力あふれる俳優陣が集結した。現代社会を鋭い視点で切り取ったリアルとファンタジーが何層にも織り重なる鴻上作品ならではの物語に、実力派の魅力あふれる俳優たちがどう挑んでいくのか。
フォトコールの前に舞台上で行われた囲み取材には福田、大野、田畑、渡辺、作・演出の鴻上が登壇した。
福田は「今回、天使役ということで。ずっと天使役をやってみたいという思いがあったので…生まれた時から(笑)。念願かなって、背中の羽根のようにここから役者として羽ばたいていくんだなと思っています。見どころは、生で天使が見られる、生で神様が見られるところ。それと鴻上さんの演出。濃密なドラマが舞台上で見られる。この演劇はこの瞬間しかないので、見たほうがいいと思いますよ!」と初日を迎えた思いを語った。
公演は5月21日(日)まで同所にて。5月27日(土)、28日(日)に大阪・シアター・ドラマシティにて。
撮影◎田中亜紀