2023年1月と2月に明治座での上演が決定している、ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』。本作は明治座が初めて製作する本格ミュージカル。20年に開幕間近で惜しくも公演中止となってしまった作品が、多くの期待の声を受けて23年初春に再始動する。
本作は、15世紀のルネッサンス期イタリアを舞台にイタリア半島の統一、次いで欧州統一の野望を抱いた名門ボルジア家の後継者チェーザレ・ボルジアの戦いを描き、ヒットとなっているコミックスのミュージカル化作品。
注目のキャスト発表は、段階を踏んで行われている。主演は、名実共にミュージカル界をけん引するトップスター中川晃教。テクニックに裏打ちされた歌唱力と豊かな表現力で、本作の主人公チェーザレ・ボルジア役を務める。
キャスト第2弾の発表では、物語の中核を担う役どころとして実力派の顔ぶれがそろった。チェーザレに生涯忠誠を誓う腹心ミゲル・ダ・コレッラ役は、EXILEのパフォーマーとして活動する傍ら、俳優としても着実にキャリアを重ねている橘ケンチ。「神曲」で有名なイタリアの詩人ダンテ・アリギエーリ役には、ミュージカル俳優として数多くの舞台に立ち、ライブ活動にも力を入れる藤原正明、ボルジア家を支援するフィレンツェ共和国の実質的支配者ロレンツォ・デ・メディチ役には、劇団四季を経て退団後も数々の大型ミュージカルで活躍している今拓哉、若くして枢機卿を任じられ、ローベレと姻戚関係にありながらボルジア家をひそかに支援する形になるピサの大司教ラファエーレ・リアーリオ役に、世界に通じるマルチパフォーマー丘山晴己、ルクセンブルグ家の初代皇帝にして神聖ローマ帝国の皇帝として君臨した名君ハインリッヒ7世役には、最長となる9年を務め上げた伝説の“歌のおにいさん“で現在上演中のミュージカル『BE MORE CHILL』でも高い評価を得ている横山だいすけ、チェーザレの父であるロドリーゴと教皇の座を争う政敵ジュリアーノ・デッラ・ローベレ役には、圧倒的な歌唱力と甘いマスクでミュージカル界に燦然と輝く実力派スター岡幸二郎。チェーザレの父であり、ボルジア家の当主ロドリーゴ・ボルジア役に、映画界の要人にして舞台俳優としては昨年の『マイ・フェア・レディ』でのヒギンズ役も光った別所哲也が出演する。
さらにキャスト第3弾も発表! 演技力、歌唱力とも実力派と呼ばれる俳優陣に加え、演技力、歌唱力とも実力派と呼ばれるベテラン俳優陣に加え、 中川演じるチェーザレの友人、そしてライバルという要となる役どころに、2.5次元ミュージカル作品を中心に話題の作品に出演し、着々とキャリアと人気を集めている若手俳優たちがダブルキャストの形で参加する。チェーザレの属する学生団“スペイン団”とライバル関係にある学生団“フィオレンティーナ団”の団員アンジェロ・ダ・カノッサ役に2.5次元舞台に留まらず、ドラマや映画にも活躍の幅を広げている赤澤遼太郎。名門家の次男でフィオレンティーナ団の団長でありながら、チェーザレとは長い付き合いの親友ジョバンニ・デ・メディチ役には、「Lead」のメンバーで俳優としての才能も発揮している鍵本輝。同じくフィオレンティーナ団員のドラギニャッツォ役には、ミュージカル『テニスの王子様』をはじめ、MANKAI STEAGE『A3!』、舞台『鬼滅の刃』、舞台『刀剣乱舞』などの2.5次元舞台の人気コンテンツに出演する傍ら、「THE CONVOY SHOW」などでも活躍する本田礼生。フィオレンティーナ団の情報通ロベルト役には、2.5次元舞台を中心に人気作品への出演が目覚ましい健人。この4人が新しい「スクアドラ ロッサ」として、仲間に加わる。
キャスト発表に続いて、このたび、豪華なメインキャラクター勢ぞろいのメインビジュアルも公開された。
明治座創業以来“初”、幻のオーケストラピットを稼働し、生演奏でお届けする本格ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』にどうかご期待を。
公演は2023年1月と2月、東京・明治座にて。
©惣領冬実・講談社/ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』製作委員会