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溝口健二監督映画を長塚圭史が舞台化!ミュージカル『夜の女たち』製作発表会見

[前田旺志郎コメント]

僕はミュージカルに出演するのが初めてなんですが、歌稽古でみんなで歌っているとものすごく楽しいです。たくさんの人の声の力というか、歌の力だと思いますが、歌っているとワクワクしてきて、気持ちが上がります。ほぼ毎日、お風呂場で歌うくらい歌うことは好きなのですが、ミュージカルの歌唱と普段のポピュラーな歌とはやはり全然違うので難しいなと感じています。役の生きてきたバックグラウンドや感情が歌に真っすぐに書かれているので、歌うことよりも大切なものがたくさんある気がしていて、それを表現するのが難しくもありますが、キャストの方々と挑戦できるのは幸せです。一人で歌うのは不安で、人前で歌うことに慣れていないので稽古場でも声が出ないほどめちゃくちゃ緊張していますが、皆さんにお届けする時には自信を持って胸を張って歌えるようにできればと思います。

[大東駿介コメント]

初日までまだ1カ月半ありますが、すでにたくさん稽古をしていて、譜面を見ながらの歌稽古をしていたかと思うと、圭史さんに「ちょっと立ってみようか」と言われ、すぐ立ち稽古が始まりました。歌稽古の時から楽曲が素晴らしいなと思っていたのですが、立ち稽古をしてみると、キャストの方々の歌を役に重ねることで言葉と歌のはざまのような血が流れている気がしてきて、ドキュメンタリーのような原作映画の情景が歌に乗って見えてくるので、ミュージカルってすごいなとめっちゃ思っています。この映画は本当に静かな映画で、これがミュージカルになるってどうなるんだろうと思っていたのですが、難しいセリフでも歌にすることで音楽として届けられるメッセージがあったりして、歌うことのハードルは高いですが、すごく希望を持ってやっています。素晴らしい楽曲を個々のキャストに作っていただいたので、9月を楽しみにしていてください。

[北村有起哉コメント]

『夜の女たち』というタイトルから想像していましたが、台本を読んでみて「これを舞台でやるの? 大丈夫なのか? できるの?」という思いがすごくありました。でも、そういう時に限って火がつくんですよね。これはどうなるか本当に分からないという作品の匂いにつられてしまう本能的なものが役者にはあったりする。まさにこの作品はそんじょそこらのエネルギーじゃ太刀打ちできない。戦後間もない頃のカオスを、われわれの肉体で歌い上げて表現しなければならない。想像力をふんだんにふくらませて…。もともと歌は好きなのですが、歌稽古をしていると学校の音楽の授業を思い出したりします。今は音程やテンポをちょいちょい間違える日々ですが、自分が楽しくないと見ているお客さまに伝わってしまうと思うので、まずは自分が楽しめればと思っております。

公演は9月3日(土)~19日(月)まで、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて。以降、全国ツアー公演が福岡、愛知、山口、長野、兵庫にて。

(写真上段左から)長塚圭史、前田旺志郎、大東駿介、北村有起哉、(下段左から)伊原六花、江口のりこ、前田敦子

撮影◎田中亜紀

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