岡田将生さんが、演技する時に眼力を強く入れてるんです。僕はこれまであまり気にしてなかったんですけど、眼に力が入ることでしっかり気持ちが伝わる感じがするなと思って。すごく勉強になっています。
――岡田さんに話しました?
そこはもう心に秘めて。言ったらずる賢い人になっちゃうかなって思って、無言で盗んでます(笑)。皆さん一人一人、お芝居が違うと思いました。もっとたくさん勉強して練習して、撮影の間に演技がうまくなっていけたらなと思います!
――これからどんな俳優になっていきたいですか?
幅広い役を演じられる俳優になりたいです。オールマイティーというか、恋愛系でもホラー系でも、どんなジャンルにも対応できる俳優になれたらなと思っています。
――今、挑んでみたい役どころは?
今の僕の年齢的にも、学生の恋愛モノに挑戦してみたいなと思います。まだやったことがないので、挑むことができれば、きっといい経験になるんじゃないかなと。
――俳優の仕事に加え、グループとしてはワンマンライブに、ライブ配信もあって、パフォーマンスを披露する機会がどんどん増えていますね。
そうですね。今回のワンマンライブは、状況的に来られない方がいて。会場の人数も制限されていたので、ライブを楽しみにしてくれていたのに来られない方がいたんじゃないかなと思うんです。だからこそ、配信が決定したこともそうですが、有観客ならではのライブの雰囲気を配信で見ていただけることがすごくうれしかったです。
――配信向けのライブということで、新たなチャレンジもありましたか?
最初の登場シーンで僕ら全員が仮面をかぶって、その影だけが映る演出とかがあったりして、配信で見ていてもカッコいいしライブっぽさもあったんじゃないかなと思います。ライブの配信をすることが前提にあるからこそ、いつもはないカメラ割りとかもあって。それぞれの見せ場でカメラ目線をしたり、そういうところも見どころになっています。
――ご自身で見直したら、発見があるかもしれないですね。
あるかもしれないです。振り返って、自分のいいところも悪いところも探したいと思います。
――そういう振り返りは普段からしているのですか?
僕、単純に恥ずかしがり屋なのであんまり見返したくはないんですけど、それでも1回は見ないと、と思っています。反省点を見つけないと何も成長しないと思うんです。パフォーマンスも演技も一緒なんですけど、画面に映るとこうなってるんだということが分かるので、もっと良くするためにどうするべきか考えるようにしています。
――実際、今回のドラマの放送を見たことで何か発見はありましたか?
気付いたことはたくさんありますね。自分の悪いところをあんまり見せたくないんです。次見ていただいた時にまた同じだったら恥ずかしいなって思っちゃって、自分自身が恥ずかしくならないように、自信を持って演技できるようになりたいです。
――以前、“げんじぶ”メンバーの吉澤要人さんに取材をさせていただいた時、メンバーは吉澤さんにとって“日常”になっているというお話をされていたのですが、小泉さんにとって「げんじぶ」メンバーはどんな存在ですか?
親友とかを越えた大切な存在で、僕の人生の一部だと思っています。本当にとても大きな存在。もちろん友達とかも人生の一部に入っているんですけど、種類が違うというか…。同じ目標に向かって一緒に頑張っているメンバーの存在って、自分の中を占める割合が大きいなって思います。
――どんな時に存在の大きさを感じますか?
自分には分からない、苦手なこととかが一人一人にあるんです。メンバーに苦手な部分があれば僕が教えるし、僕が分からないことがあれば教えてもらうこともある。そうして助け合ってライブやいろんなお仕事に挑戦できているんですよね。最近でいえば、それこそライブのリハーサルをしている時にメンバーの存在の大きさや大切さを感じました。
――そうして共に切磋琢磨していく中で、ご自身がグループに還元していきたいと思うことは?
僕らのグループのコンセプトは、アイドルだけじゃ表しきれないようなパフォーマンスをすること。見ていただく方々にアーティストと認識してもらうためには、さらなるパフォーマンス力が必要だなと感じています。この大切なコンセプトを変えずに“自分はアーティスト”だと自信を持って言えるくらいのパフォーマンス力を身に付けるため、これからも頑張っていきたいです。
――最後に、今回のドラマで初めて小泉さんを知った人にアピールを!
ドラマの僕と普段の僕は、全然違います。すごく自由人といわれていて、僕一人でいると大丈夫かな?と心配されることもあったりもします(笑)。でも“げんじぶ”メンバーといるからこそ、自分の良さを引き立たせてもらえていると思うので、これを機にぜひ「げんじぶ」の小泉光咲という存在を知って、グループの中にいる僕の姿も見ていただけたらうれしいです。