「大切なものは目には見えないんだよ」。大人から子どもまで世界中で広く愛されているサン=テグジュペリの「星の王子様」を原作として、1993年に誕生した音楽座ミュージカル『リトルプリンス』。文化庁芸術祭賞、読売演劇大賞優秀女優賞ならびに優秀スタッフ賞など数々の賞を受けた名作が、22年1月に東京の日比谷・シアタークリエで上演されることが決定した!
小さな惑星を飛び出しさまざまな星を旅して地球にやってきた王子役は、声優・歌手・女優と多方面で活躍する坂本真綾と音楽座初演でも王子役を演じたオリジナルキャストの土居裕子がWキャストで演じる。砂漠に不時着して王子と出会う飛行士と、王子と仲良くなるキツネの二役をミュージカル界のトップランナーである井上芳雄が、王子の星に咲くプライドの高い花を気品と美しさを兼ね備えた花總まりが演じるという、ミュージカルファン待望の豪華な顔合わせが実現した。
多くの名言と共に真に大切なものとは何かを教えてくれる、不朽の名作『リトルプリンス』の世界にご期待を!
[あらすじ]
サハラ砂漠に不時着した飛行士は、宇宙に浮かぶとある小惑星からきた王子と出会う。王子が暮らしていた小惑星はとても小さく、火山が3つとバオバブの木、一輪のバラの花が咲いているだけ。ある日、バラの花とけんかをした王子は惑星を飛び出して旅に出た。途中でヘビ、キツネらとの出会いを経験して地球へやって来たという。飛行機の修理を続けながら王子の旅の話を聞いているうちに、持っていた飲み水が尽きた飛行士は途方に暮れる。王子は「井戸を探そう」と提案。井戸なんて見つかるはずもないと思いながらも、飛行士は王子と共に探索を始め―。