今秋11月3日(火)に東京・IHI ステージアラウンド東京で開幕するミュージカル『るろうに剣心 京都編』。緋村剣心役の小池徹平を除き、未発表だったそれぞれの配役が、主演の小池徹平をはじめ主要キャストが今月23日(木)にリモートで集結し、YouTube のライブ配信にて発表された。
リモートで行われた配役発表会ではまず、既に発表済みの緋村剣心役・小池徹平が登場。本作の劇場となる「IHI ステージアラウンド東京」からの配信であることを明かし、「『るろうに剣心』は小学生の頃から読んでいた大好きな作品です。剣心を演じるのがめちゃめちゃ楽しみです。演出の小池先生からは体幹を鍛えるように言われているので、殺陣が激しい作品になるんじゃないかなと思っています」と、本作で主演を務める喜びを語った。
待望の配役発表は、各キャストがそれぞれの場所から配信した。まずは、本作で剣心の最大の敵となる志々雄真実役の黒羽麻璃央。「僕の中でナンバーワン・漫画であり、ナンバーワン・アニメである『るろうに剣心』に出演し、志々雄真実を演じられるのは……最高です!」とコメント。小池とは初共演となるが、黒羽は、自身の芸能界入りのきっかけとなった第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにゲストとして登壇していたのが小池だと言い、「先輩!」と感無量の様子だ。小池は「(志々雄真実は)強烈なキャラクター。『るろうに剣心』の中でも代表的な悪役で、魅力的。絶対対決することになるので、どんな感じになるのかワクワクしかない」と語った。
剣心を支えるヒロイン神谷薫役を演じるのは綺咲愛里。「立場ある役をさせていただけるということで光栄であると共に、身の引き締まる思いです。薫らしい強さ、かわいらしさを表現していきたい」と話した。
剣心のもう一人のライバル・四乃森蒼紫役の松下優也は「人気キャラクターというプレッシャーはあります。でも、2020 年上半期は空白の時間があったので、年末に向けて“吐くほど“頑張りたいです」と意気込む。
志々雄の右腕である瀬田宗次郎役の加藤清史郎は「宗次郎は志々雄さんに助けてもらって、志々雄さんに忠実な思いを持っている青年。そういう部分も出しながら、宗次郎の感情の葛藤も表現できたら」とコメントした。
蒼紫を思い続ける巻町操役の鈴木梨央は「人見知りなところがあるので頑張りたいです」と控えめ。蒼紫役の松下は「僕も人見知りです。一緒なので仲良くできますね!」と和ませる。
斎藤一役の章平は、斎藤の必殺技“牙突“で登場してキャスト陣を盛り上げ「早く劇場でやりたいです! ウズウズしています」と連打。キャストたちを笑わせた。
志々雄に寄り添う駒形由美役は仙名彩世。仙名は綺咲の宝塚歌劇団時代の先輩だが、綺咲が「仙名さんはいつも優しくて。今回ご一緒できるのがとてもうれしいです」と話すと、仙名は「私が2期上なんです。初めての共演です!」と喜んだ。
剣心の師匠・比古清十郎役の山口馬木也は、IHI ステージアラウンド東京での芝居の経験があり「今、徹平くんの後ろに見えている劇場を見るだけで汗が止まらない!」とコメント。
本条鎌足役の奥野壮は「ジェンダーレスの役は初めてで、難しいとは思いますが、しっかり役作りをして頑張りたいです」と意気込んだ。
そして、相楽左之助役の岐洲匠は、稽古中の別作品でコロナウイルス感染者が出たために、この日は大事を取って欠席。「僕は元気です! 自宅待機をしながらYouTube 配信を楽しんでいます。ミュージカル初挑戦なので、不安もたくさんありますが、共演者の方々に助けてもらいながら、精一杯左之助を演じたいと思っています」とコメントを寄せた。
また、キャストはそれぞれフリップで意気込みを発表した。
黒羽が書いたのは「悪の美学」。「志々雄真実は原作の和月先生が『悪の美学の集大成』とおっしゃっているんですね。さまざまな悪役の中でも、ここまで悪に徹して自分を“極悪人”といえる男はなかなかいないなと思います。包帯で顔を隠している役なので、中身で勝負しないといけないなと思っています」
綺咲は「初舞台」。「昨年、宝塚歌劇団を卒後業して以来、初の舞台となります。喜びも緊張もありますが、頑張りたいと思います」
松下は「剣の道」。「『るろうに剣心』に出てくるキャラクターは何かを背負って“剣の道“を生きてる人ばかりなので、僕も含めて全員のそういうお芝居を楽しみにしてもらえたらと思います」
加藤は「瀬田宗次郎=加藤清史郎」。「宗次郎と僕は、身長が同じで体重もほとんど変わらない。宗次郎はいつもニコニコしているんですけど、僕もそういうところがあるので。あとは宗次郎の凄腕剣士という名を汚さないように殺陣を頑張ります」
鈴木は「体幹を鍛える。「初めてのミュージカルなので緊張していますが、体幹を鍛えて頑張ります!」
章平は「トイレでヨッシャ」。「出演が決まった時、うれし過ぎてトイレに行き、ヨッシャ!と叫びました」
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