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「新・日本男児と中居」常連ゲスト・前田裕二インタビュー「中居さんは“弱い心”の味方」

中居正広が新しい価値観で生きる新時代の“日本男児”と出会う番組「新・日本男児と中居」(日本テレビ系、毎週金曜深0.30~0.59)。月刊TVfanでは、「新・日本男児と中居」連載「新・中居」を毎号掲載中。今回は、発売中の9月号で掲載の番組常連ゲスト・前田裕二のインタビューを特別にweb公開する。番組初回のゲストでもあった前田。どんな新・日本男児にも優しく寄り添う前田と、鋭くツッコむ中居との息もピッタリ。スタートから1年を超えた番組の、今とこれからについて伺った。

――昨年5月の放送初回からたびたびご出演をされてきて、改めてどんな特徴のある番組だと思われますか?

“愛・いじり・発見”の三要素が絶妙なバランスで構成された番組だと思います。“人生を懸けて何かに没頭する人”を全力でいじりつつ(笑)、その新価値観の魅力を旧価値観と対比しながら視聴者の皆さんに分かりやすく伝えることで、「へぇ~、今の時代、こんな生き方をする人がいるんだなぁ」と、新しい“発見”を届ける。それらの“いじり”と“発見”をスパイスにしながらも、根底には中居さんと番組スタッフの皆さんによる、すごく深い“愛情”が敷き詰められている。そんな温かい印象で、視聴者としても出演者としても、大好きな番組です。

――収録の際は、どんなことを楽しみにされていますか? 番組開始当初と比べて変わったことはありますか?

今日はどんな“異端”に会えるだろう、と毎回とてもワクワクしております。毎収録ごとに、何か一つの領域において圧倒的に突き抜けた人が来てくださるので、刺激になることばかりです。新・日本男児の皆さんは、それが世の中の常識と仮にズレていても気にせず自分の価値観を突き通す人たちばかりなので、本当に気持ちいいし、新時代を勝ち抜く素養の一端を感じます。緊張感は番組開始当初と変わらずありますが、“今日はどんな変わった人が来るんだろう”という観点で、徐々に新・日本男児の皆さんの良さや価値観を僕なりにですが少しずつ理解して、照らしだせるようになってきた感覚があり、緊張がワクワクに変わってきたと感じます。

――「洗濯男児」(7月17日放送)、「西野型社長」(7月24日放送)で印象的だったことは?

“洗濯男児”には、かなり大きな衝撃を受けました。彼の「汚れがオレを成長させる」という言葉は、抽象化すれば経営とも通ずるゆえ、興奮しながらメモを取ったのを覚えています。我々経営者も困難が降り掛かると「見てろよ、絶対に超えてやる!」とアドレナリンが出る傾向があるのですが、“洗濯男児”もまさに「この汚れ…絶対に落としてやる!」と目の前の試練をモチベーションに転換しているところが、分野は違えど共感ポイントでした。“西野型社長”については、僕自身も西野さんの価値観や行動からたくさんのことを学んできたので、あらゆる発言に共感しました。ですが、僕が何より一番素晴らしいと思ったのが、彼が西野さんのファンやフォロワーに留まらず、自分自身がリーダーになろうとしているところです。リーダーの教えをベースにしつつも、自分なりにアレンジして別のことを成す宣教師的な次世代リーダーが輩出されるようになるとそのコミュニティーの永続性が上がるのですが、まさにそれを体現するような人だなと思ってメモをしていました。

――前回取材させていただいた際は、「中居さんは深く考えている人」というお話をしていただきました。その後、中居さんの考え方や人柄を感じた出来事は?

コロナで無観客収録になってから、現場の雰囲気が少し固くなったり空気が滞ったように感じることもありました。番組の観覧に来てくださる皆さんの力がいかに偉大だったかにも気付かされたのですが、そんな状況を察知してか、中居さんが率先して収録前にまずゲストの方とあえてたわいもない話をじっくりするなど、場を和ませる努力をされているのを横で見ていて感動しました。“深く考えている”ことは元より、観察力と、その観察結果に基づいた行動力・瞬発力がずば抜けていると感じます。収録中も、中居さんの観察力と行動力・瞬発力からの学びが多過ぎて、番組の内容とは直接関係なく、それをメモしてしまうこともあります(笑)。以前、中居さんとは「オレも実はメモを取るんだよね」という話で盛り上がりました。寝床にもメモを置くという中居さんの意外なメモ魔の一面を知って、深く考える癖、観察力、改善していこうとする力の根源を知りました。

――リモートでの「新・日本社長緊急提言SP」でのお話も含め、中居さんとの共通点を感じられた部分などはありますか?

リモート収録でお話をした時には、中居さんはとにかく“弱い心”の味方になっていました。そこが一番共感する部分ですし、助かるなと思うところです。なぜなら、我々経営者側はどちらかというと、このコロナ時代における“強い生き方”をつい主張してしまいがちで、それはともすると誰かを傷つけてしまうかもしれない。でも、中居さんが人間の弱い部分に寄り添って「それでもいいんだよ」と言ってくれることで、何重にも番組の厚みが増して、見ていてホッとするものになっている。そんな気がしています。

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