――最初の頃はちょっと人見知りが出てしまっていたんでしょうか。
宙 そうですね。しかも、僕と真咲が加入したときは2人とも本当にガチガチのゴリゴリの人見知りで。だから全然しゃべらないし、自分から話しかけられないしって感じだったんですけど、大弥と爽太郎はすごいフレンドリーなんです。自分からガンガンいけるタイプだから、それにも驚いてました。自分にはないものだなぁって感じて。新しい人種の人だ~って。
大弥 新しい人種!(笑)
宙 だからちょっと遠巻きに見てました(笑)。
大弥 本当は自分も結構人見知りなんですけど、加入してからパフォーマンスをしないといけない日程までが近かったですし、とにかく仲良くなりたいと思っていたこともあったので結構しゃべってましたね。
宙 すごい。うれしかったんですけど、僕まだ思春期なんで。もういい大人なんですけど(笑)。思春期をこじらせてて(笑)。ニヤニヤしてるのがバレたら恥ずかしいから噛み殺して真顔みたいなのが多かったです(笑)。
大弥 そうだったんですか?
宙 結構そういうタイプです(笑)。
大弥 もっと感情を出していただきたいですね。
宙 なんかイヤじゃないですか? 「宙さーん」って言われたときに「ンフ…(ニヤニヤ)」みたいに笑ってたら(笑)。ちょっと、ちょっと顔を保ちたかったんです(笑)。なんか今のメンバー皆が作ってくれる空気が、前のときとはまた違うんだけど、でも風男塾らしい新しい空気で心地いいなって最近すごく思ってます。
大弥 受け入れてくださってありがとうございますという感じです。
宙 入ってくれたことが本当にうれしいです。
――宙くんが本当にお兄さんになっていて感動しちゃいます。
宙 すーごい言われます(笑)。なんでなんでしょう。ははは。
――去年ツアー回ったあとの取材でも、「先輩たちと同じ時間をあと何回過ごせるんだろう」「こんなに近くで学ばせてもらえてる」ってお話ししてましたよね。
宙 あはは! 確かに、そんな感じでしたね。取材のたびに泣いてましたよね。お恥ずかしいです(笑)。確かに、先輩にすごく甘えてたっていうのは自分自身すごく感じます。無意識だったんですけど、来音くんがいるから、光黄くんがいるから、こんな感じで受け入れてもらえた~って気持ちが大きかったんです。でもこれからは自分がその空気を作っていかなくちゃいけないってすごく感じていて。前より考えるようになりましたね。
――それがこの間のMCでの「入ってくれてありがとう」に繋がるんですね。
宙 そうですね。
大弥 うれしいです。
宙 今の風男塾はより熱く、より一丸となっている感じがして。皆で頑張っていこうっていう雰囲気がすごくあるんです。これは2人が入ってくれたから生まれた空気だと思うので、その熱を持ってきてくれてありがとうっていう気持ちがすごく大きいし、風男塾がすごく好きって思ってくれてるのがうれしいなって思います。
大弥 入る前に外から見ていた風男塾より、加入してから皆さんのことを知れてもっと好きになりました。本当に優しいんですよ。ことあるごとにメンバー全員に声をかけてくださるし、風男塾に入れて良かったなぁって思っています。風男塾じゃなかったとしても、人間として出会えて良かったなぁって思える人たちばかりでした。
宙 うわぁ、すごい。(スタジオに散らばって取材中のメンバーを見渡しながら)皆~! 聞いてますか~⁉ って感じです。
大弥 聞いてないですね(笑)。
――今、この6人で叶えたい夢は?
宙 武道館ライブもやりたいし、もっともっと大きくなりたいっていうのはもちろんあるんですけど、僕と大弥はアニメやサブカルチャーが好きだからそういうところへのプッシュもできたらいいなっていうのも思います。今回のシングルがアニメの主題歌としてタイアップできていることもあるので、それを皮切りにどんどん広げて。大弥はすごくいい声だし、声優さんとかもやってほしいなって思います。
大弥 頑張りたいです。
宙 めちゃめちゃアニメ声なんですよ。
大弥 今日はちょっと枯れちゃってガサついちゃってるんですけど、普段はもうちょっとソプラノな人間なんで(笑)。なんか本当にどんどん声やばくなってません?
宙 大丈夫? 歌ったから?
大弥 分からないです。何かが起きたのかもしれないです…(笑)。お互いにアニメとかサブカルチャーが好きなところは強みだと思うのでそこは強めていきたいですし、今回のこの衣装も「群青のマグメル」の主人公っぽい衣装なので、こういうタイアップが決まったアニメ主題歌のときには衣装もいろんな物を見せていけたら楽しそうだなって思います。
宙 大弥はコスプレもすごく好きなのでやってほしいです!
大弥 ハロウィンが楽しみなんです!
宙 確かに~! すごいワクワクします。
――武道館は目指しつつ、サブカルもより強めつつ。