さらに、原作ものは、ビジュアルや衣装ひとつとっても正解があるのに対して、オリジナルはキャラクターの全てを、プロデューサーやディレクター、脚本家、役者のみんながゼロから作っていくという制作過程の違いを例に挙げ、「それをやらないと使えない筋肉みたいなものもあります」とオリジナル作品の醍醐味について語った。
今回のストーリーについて、土井は「爆発事件は起こらないし、ラスボスも出ない、タイムリープもしない(笑)。 久々にドラマをオリジナルでやるのであれば、最近の連続ドラマで求められてたりしてるものとは違うものをやってみたい」、「新しいことというよりは、ベーシックに変えることで新しく見えないかな」と期待を込めた。
野木も「こういうタイミングで作らないと、本当にこういうドラマがなくなっちゃう。ベーシックないわゆる人間ドラマ、静かな…刺激的ではないドラマを見たい人はたくさんいるはず」と新春ドラマに向けた思いを明かした。
星野源が演じる人気作家の百目鬼に嫉妬する重鎮作家・二階堂克己役を演じるリリー・フランキーからは、「この3人、この姉弟が毎年どうなってんのか見たいから、毎年やればいいのに」と言われたといい、土井は「何年か先、『スロウトレイン、北へ』とか、そういうのできたら」と冗談交じりに話すと、野木も「『スロウ、スロウトレイン』って二回言ってみるとか(笑)」と続けるなど、続編への姿勢をにじませていた。
新春スペシャルドラマ 『スロウトレイン』は、TBS系で1月2日(木)よる9時から放送。
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