市川團十郎、嶋崎斗亜(Lil かんさい)らが出演する「JAPAN THEATER『SEIMEI』Supported by 飯田グループホールディングス」の製作発表会見が9月2日、都内で行われた。
『SEIMEI』は平安時代の陰陽師・安倍晴明と、都を守る四神を軸にした舞台作品。脚本を今井豊茂、演出を広井王子が務め、楽曲はSUGIZO、邦楽作曲を今藤長龍郎、神楽振付をケント・モリ、歌舞伎音楽を田中傳次郎がそれぞれ担当する。
團十郎は「さまざまな方々が安倍晴明を演じ、すでにイメージがありますが、イメージ通りにはいかないように努力したい。今までにない晴明ができたらいいなと思っています。平安時代に生きた安倍晴明の軌跡は、さまざまな作品を通じて広く知られていますが、歌舞伎は過去に描かれたものを踏まえたうえで凌駕していくところに面白さがあります。今までにない晴明像を、新しい歌舞伎で見せたい。」と話した。また、嶋﨑の印象を聞かれると「すごくさわやかで、今どきはこういう若者がモテるのかなと。私も寄せていきたい。修業していきたい(笑)」と話した。
島﨑は「若いエッセンスをこの舞台で生かせればいいなと思っています。團十郎さんと同じ舞台に立つのでプレッシャーを感じますが、僕の魅力も作品を通じて伝えられるよう稽古を重ねたいと思います。この期間中に團十郎と打ち解けたいです。仲良くならせていただきたいです!」と話した。
来年2月19日~24日に大阪・オリックス劇場、3月1日~23日に東京・THEATER MILANO-Zaで上演される
写真クレジット:(c)松竹