話題のミュージカル『ガイズ&ドールズ』が6月9日に帝国劇場で開幕した。
『ガイズ&ドールズ』は1950年にブロードウェーで初演されると同時に大評判となり、1,200回のロングラン公演を記録。トニー賞作品賞、主演男優賞、主演女優賞、助演女優賞など8部門9度受賞の栄誉に輝いた傑作ミュージカルだ。
育ちも環境も性格も正反対のギャンブラー・スカイと軍曹・サラ。ギャンブラーたちの仕切り役・ネイサンとナイトクラブのショーダンサー・アデレイド。この2組のカップルを中心とした恋模様と人間的成長が、ユーモアたっぷりに描かれている。日本でもたびたび上演されてきた人気の高いこのコメディーミュージカルで、井上芳雄、明日海りお、浦井健治、望海風斗というミュージカルファン垂涎の超豪華布陣が実現! さらに演出はブロードウェーで今最も注目を集める若手演出家のマイケル・アーデンが担う。
チケットは、全日程即日完売を記録した本作。公演初日を迎えるに先立ち、9日に公開ゲネプロと囲み取材会が行われ、囲み取材会に井上、明日海、浦井、望風の4人が演出のマイケルと共に登壇し、それぞれ公演に向けたメッセージを述べた。
[明日海りおコメント]
こうして初日を迎えられることをうれしく思います。ここからさらに進化して、どんどん深まっていく過程を、千秋楽まで全員で楽しんでいきたいと思います!
[望海風斗コメント]
(演出の)マイケルさんから頂いたお言葉を忘れずに、お客さまと思いっきりすてきな空間、時間にできたらいいなと思います。そして千秋楽までカンパニーの全員が健康でいられるように願いながら、毎日、公演を重ねていきたいです!
[浦井健治コメント]
(コロナ禍の)このご時世にたくさんの方にご覧いただけるということがどんなにありがたいことなのかを痛感しています。本作はスカイとサラのラブストーリーを軸に展開する純愛です。きっかけは“賭け”ですが、でもそれが真実の愛になっていくという過程での普遍的なメッセージを届けながら、個人的にはアデレイド役の望海風斗さんとどれだけふざけられるか(笑)。物語の“スパイス”として存在できるように楽しんで演じたいと思っています!
[井上芳雄コメント]
出来上がった作品を(自分が出ていない場面を)客席で見ると、そのクオリティーは本当にブロードウェーで見ているみたいだと感じます。自分はミュージカルがやりたくて舞台を続けていますが、もしこれが最後の舞台になっても満足だ! いや引退はしませんけど(笑)…本当にここに居られることが幸せ、そう思える作品をいよいよお届けできます。最後まで、みんな無事に元気に上演できることを願いながら、お客さまをお迎えしたいと思っています!
公演は、7月9日(土)まで帝国劇場にて。7月16日(土)~29日(金)まで福岡・博多座にて。