Hey! Say! JUMPの知念侑李が単独初主演する新作舞台、そこそこ本格ミステリ『照くん、カミってる!~宇曾月家の一族殺人事件~』の東京公演が、5月12日に東京グローブ座にて開幕した。
そこそこ本格ミステリ『照くん、カミってる!~宇曾月家の一族殺人事件~』は、シリアスでありながらコメディー要素も取り入れ、本格的な推理が盛り込まれた“コメディーミステリ”という新ジャンル(?!)の舞台作品だ。
演出は、ストレートプレイのみならず数々のミュージカルや音楽劇で笑いとユーモア、そこに隠されたほんの少しの切なさで観客の心を鷲づかみにしてきた河原雅彦。脚本は、河原からの指名でコメディーセンスに定評のある若き劇作家・須貝英が務めている。
主演の知念は、本作で本格的なストレートプレイに初挑戦となる。“極度のめんどくさがり屋な探偵”というかなりクセの強いキャラクターをどのように演じるのか、ご期待を。
さらに共演には、岡本夏美、玉置孝匡、川久保拓司、長井短、永井若葉、近江谷太朗、広岡由里子ほか、若手からベテランまで、河原が信頼を寄せるメンバーも集結、濃い面々が顔をそろえた。
昨年、コロナ禍で公演中止が決定した際には、すでに稽古は中盤に差し掛かり、開幕を迎えられなかったことがキャスト、スタッフ全員の心残りであった本作。今回も5月28日(金)~30日(日)の大阪公演が緊急事態宣言延長に伴う大阪府からの要請に基づきやむを得ず中止になるも、悲願の上演を迎えることができた! 舞台初主演の知念、脇を固める個性豊かな俳優たち、演劇界の奇才・河原、気鋭の劇作家・須貝が巻き起こす化学反応に注目が集まっている。
[知念侑李コメント]
ゲネプロまでこられたという安心と、幕が開くことのうれしさを感じています。稽古場では、時間が空いた時にキャストみんなで年甲斐もなく遊んだりもして楽しい稽古場でした。いろんな方から“リーダー”と呼ばれている河原さん。稽古場でみんなの士気を高めてくれて、さすが“リーダー”でした! 舞台の登場人物にまともな人が誰一人としていなくて、とんでもないキャラクターばかりが出てくるので、ぜひ注目してほしいです。でも、シリアスなシーンもちゃんとあるので、そのギャップや空気感も楽しんでいただけたら。このご時世ではありますが、劇場の中では現実を忘れて、気軽に、好き勝手に楽しんでほしいです。そうしてくれないと、僕たち泣いちゃうので(笑)。
公演は5月23日(日)まで東京・東京グローブ座にて。
撮影◎田中亜紀