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SixTONES・ジェシー初主演ミュージカル 「メンバーの京本大我にアドバイスをもらえたら」

8月4日から9月にかけて上演されるブロードウェイミュージカル「ビートルジュース」の取材会が行われ、主演を務めるジェシー(SixTONES)が出席した。

「ビートルジュース」は「チャーリーとチョコレート工場」などを手掛けたティム・バートン監督によるホラーコメディ映画を原作としたミュージカル。2019年にアメリカ・ブロードウェイで初めて上演されてトニー賞の8部門にノミネートされるなど大きな話題を呼んだ。日本初上演となる今回は、福田雄一が演出・上演台本を担い、日本オリジナルのノンレプリカ版として披露される。

今作がミュージカル初主演となるジェシーが演じるのは、幽霊の夫婦に助けを求められる、死後の世界の厄介者であるバイオエクソシストのビートルジュース。オファーを聞いたときの気持ちを問われると、「いきなりお話をいただいたので、“あっ、オレがやるんだ?”って。まだ稽古も始まってないのでどうなるか分からないですけど、自分らしさも出しながら、キャストやスタッフの皆さん、福田さんと一丸となって“日本の『ビートルジュース』はこういうものだよ”っていうのをお届けしたいです。ミュージカルは初めてなので、何本もやっているメンバーの(京本)大我にいろいろ話を聞きながら、アドバイスをもらえたらいいなと思っています」と。

役との共通点については「ふざけているところ(笑)。幽霊ではないのでそこは似てませんけど。内面は、ちょっと寂しがりやな部分が彼にはあるんですかね、僕もありますけど。そういうところは似てるかも。すぐいろいろな人に話しかけるところ、“KY”な部分は似てると思います」と分析。
「ビートルジュースは汚い言葉を言ったりするんです。自分もプライベートではたまに言いますけど、ライブのMCとかラジオでは他のメンバーがそういうことを言うので、僕はあまり言わないようにしてるんです。一応、アイドルなんで(笑)。でもこの作品はそういうジョークを言ったりするので、その海外ならではの部分を日本で福田さんがどう入れてくるのかを楽しみにしていたら、台本にちゃんと入っていました。それは楽しんで言いたいと思います」と、ユーモラスで人間味あふれるビートルジュース役への期待を明かした。

歌唱力の高さで知られるジェシーだが、意外にも本格的なミュージカルは初。「“熱”だよね。とにかくずっと歌ってる印象。難しいよね。でも聴いていて楽しくて、印象的なフレーズやキャッチーな部分もあるから、観た方も何かしら口ずさみながら帰れるかなと思います」と今作の音楽の印象を。
「ミュージカルの歌は普段とは違う。(突然、大音量のミュージカルらしい歌い方で)『アア~!!!!!!』みたいなのは好きだけどね! 音楽の授業ではそういう感じで歌ってたから(笑)。でも稽古でどういうノドの使い方をするかとか、どういうビートルジュースにするかが決まると思います」。

ブロードウェイ版はイリュージョンを取り入れた演出も特徴。「すげえなって。どうやってやってるんだろうって思うところもあって、面白い作品。ジェシーだけどジェシーじゃなくなる一面も見せられたら。声を変えるところもあるので、志村けんさんをやってみたり、ビートたけしさんをやってみたり、モノマネも入れられたら面白いのかなって。余裕ができたらですけどね! 緊張しいなので」。
「ミュージカルは自分とはかけ離れたものだと思っていた。メンバーの大我や先輩がやられているのを見て、“オレはいいや”っていう感じでした(笑)。普段の自分のふざけた部分も出せたらいいとは思ってるんですけど、セリフになると…。セリフをちゃんと覚えてそのセリフを言えたら、僕の第1ミッションは成功で、第2ミッションはそこに芝居を乗せること。人より数十倍セリフ覚えに時間がかかるので…頑張るしかないですね」と、初主演ミュージカルにまだまだ不安も大きい様子のジェシー。

今年2本の出演映画が公開、役者としても幅を広げているが「(芝居を)本業としてやられている方を目の前にすると、自分はまだまだだなので。ただ、そのときは大変ですけど、終わった後に“やってよかったな”と思えるようには、少しずつなってきています」とリアルな思いを吐露。大役にあらためて覚悟を決めていた。

共演者については、「清水美依紗さんは『オオカミ少年』で何度か共演しているので。勝地涼さんは、後輩のTravis Japanの中村海人が前にドラマで共演しているので、連絡をしたときに『どういう人?』って聞いて『めちゃめちゃ芝居に熱くて優しい人ですよ。あと、お酒も好きです!』と言われたので『ああ~いいね!』って(笑)。僕は作品に入ると“セリフを覚えないと”ってなってあんまりふざけた自分を出せないんですけど、タイミングがあれば皆さんとご飯に行って話したいですね。その余裕があれば!」とエピソードを。「最初のほうは、自分からは誘えないかもしれない…。でも、一昨年やらせてもらった舞台『スタンディングオベーション』のときはコロナで行けなかったので、今回はタイミングがあれば…“サイゼリヤ”でも行こうかな(笑)」と、座長としてカンパニーの雰囲気作りも考えているようだった。

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