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舞台『千と千尋の神隠し』再演へ!橋本環奈と上白石萌音が再びWキャストで千尋役に挑む

2022年に世界初演して大好評を博した舞台『千と千尋の神隠し』の再演が決定した。今年8月に愛知・御園座、2024年3月に東京・帝国劇場にて上演される。

宮﨑駿監督の不朽の名作である『千と千尋の神隠し』は22年3月に東宝の製作、スタジオジブリの協力の下で舞台化された。『レ・ミゼラブル』オリジナル版の潤色、演出を担い、『ナイツ・テイル-騎士物語-』『ダディ・ロング・レッグズ』など演劇史に残る名作を生み出してきたジョン・ケアードの翻案、演出により舞台『千と千尋の神隠し』の世界初演が東京・帝国劇場にて開幕した。

コロナが猛威を振るう逆風の中、カンパニー一丸となり走り抜けた本作は日本の5大都市劇場で計102回のロングラン公演を達成。公演中の5月には上演関係者一同が菊田一夫演劇大賞に輝くなど、見る者の心に残る舞台として歴史を刻んだといっても過言ではないだろう。

主人公の千尋役は数々の映像作品に主演、22年第73回 NHK 紅白歌合戦では司会を務めるなど幅広く活躍し、今回が初舞台で初主演となった橋本環奈と、ドラマや舞台に加え声優や歌手としても活躍の場を広げ、同役で読売演劇大賞最優秀女優賞を最年少で受賞した上白石萌音が Wキャストで務めた。

少女 ・千尋が 引っ越し先へ向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まるこの物語。人間の世界に戻るためにさまざまな出会いを経て、生きる力を呼びさましながら奮闘する千尋の姿が見どころだ。湯屋と化した帝国劇場が観客を「不思議の町」に誘う、原作映画へのケアードのリスペクトが満ちた演劇作品として高く評価された。

再演となる今回も、橋本と上白石が続投! 再び千尋役に挑む。

ブルーレイ(初回数量限定盤)

さらに、初演の22年公演のブルーレイ発売も決定した。橋本、上白石それぞれが千尋を演じた2バージョンを 7 月29日(土)にリリースする。ブルーレイには、シリアルナンバー入り初回数量限定盤と通常盤があり、初回数量限定盤には計4時間超えの特典映像を含み、舞台『千と千尋の神隠し』初演の軌跡を余すことなく堪能できる。劇場でも自宅でも、舞台『千と千尋の神隠し』の世界をぜひお楽しみに。詳細は公式サイトへ。

[橋本環奈コメント]

――再演決定についての想いをお聞かせください。

「前回は見に行きたくてもチケットが取れなかった」という声を頂いていたので、再演は純粋にうれしいです。『千と千尋の神隠し』はもともと原作の映画から“何回も見たい”と思わせる魅力があると思いますが、それが舞台にも色濃く残っていたらいいなと思いながら演じていました。毎回満員御礼の客席を感じながらお芝居をしていましたが、再びカンパニーのみんなとこの作品をお客さまにお届けできることがすごく楽しみです。御園座公演は、前回中止等で完全には実施できなった公演も多々あったので、カンパニーのみんなにとって、すごく思い入れが強いと思います。「毎日のように、いつ(コロナ禍で)終わってしまうか分からないから、毎日全力で演じよう」と萌音ちゃんやカンパニーのみんなとも言いながら細心の注意を払っていましたが、残念ながら(一部休演が)現実になってしまったので、中止で御園座に来られる予定だったにもかかわらずいらしていただくことができなかった方には、ぜひ見に来ていただきたいです。

――舞台『千と千尋の神隠し』の公演は、橋本さんにとってどんな公演でしたか?

舞台は初めてだったので、毎日勉強になることばかりでした。まるで学生に戻ったような感覚で、いろんなことを学び、吸収できる楽しさを味わいました。半年以上同じメンバーと顔を合わせて、すごく濃厚な時間を過ごせたのも財産になりました。ドラマや映画でもここまで長い期間同じ役をしたことはありませんでしたが、半年以上毎日“千尋”と向き合って毎公演3時間同じお芝居をしているのに日々発見があり、舞台ってこういうものなんだ、とさまざま気付かせてくれた作品です。成長って目に見えるものではないけれど、『千と千尋の神隠し』の舞台を演じたことで、その後の映画やドラマの作品へのアプローチも変わりました。

――25年に帝国劇場が建て替えのため一時閉館となりますが、その前年に帝国劇場で舞台『千と千尋の神隠し』を上演することについてはいかがですか?

最初に舞台『千と千尋の神隠し』のお話を聞いた時、まず「あの帝劇でやるんだ!?」とともに「初めての舞台で帝劇の真ん中に立てるんだ!?」と思ったのを鮮明に覚えています。帝国劇場は歴史と伝統のある、お芝居をしている人は誰もが立ちたい場所。みんなの憧れの象徴である劇場が一時閉館するに当たり、最後のラインアップに舞台『千と千尋の神隠し』が入ったのはすごいことだな、と思います。『千と千尋の神隠し』が幕を開けたのが帝国劇場だったので、帝国劇場で再演できるのは喜びもひとしおです。それぞれの劇場でお客さまの反応が違うのですが、帝国劇場は、お客さんからも緊張している空気感が感じられてそれがすごくすてきだったんです。そんな中、私は帝国劇場で千尋を演じて不思議と安心感があったんですよね。萌音ちゃんは緊張で死にそうだったと言っていましたが、私は初日が帝劇でよかったと思っていました。もちろん緊張はしましたが、帝国劇場に大きく包まれている感覚がありました。家族や友達も、帝劇に来られるというのがうれしかったみたいです。「ただいま」という気持ちになると思います。

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