錦織一清が5年ぶりに出演する舞台『サラリーマンナイトフィーバー』が、8月23日の宮城公演を皮切りに全国6カ所で上演される。これに先駆けて、東京・ニッショーホールで囲み取材と公開ゲネプロが行われた。
『サラリーマンナイトフィーバー』は、しがないサラリーマンが娘の願いをかなえるために奔走する、笑いあり涙ありの痛快人情コメディー。2017年以来の舞台出演を果たす錦織が、構想に20年を費やして自ら脚本・演出を手掛け、出演も兼ねて、現代社会の悩みに切り込む。
一昨年、昨年に続き3度目の公演となる本作はキャストも一新し、ダンスナンバーも増えて劇中の曲も7曲から13曲になるなどバージョンアップ! 見ると元気をもらえる、錦織が現代人へ送るエールといえる舞台が開幕する。
公開ゲネプロの前に行われた囲み取材には錦織をはじめ、純名里沙、舞羽美海、惣田紗莉渚、渋谷天笑、古原靖久らキャストが登壇した。
囲み取材に臨んだ錦織は、作品について「過去2年ほど小劇場でこの作品を上演したんですけど、僕がこの作品を書こうと思ったそもそもの理由というのが、30代のころに舞台を見に来てくれた同級生から『サラリーマンが主人公のミュージカルとか舞台を作れないの?』と言われたことがきっかけでした」と説明。「あれよあれよという間に5年がたつ。気がついたら出演者で最年長」と苦笑しつつも、「出るのはちょっとのシーンですが、出るからには若い人のパワーに負けないようにしたい。元気な芝居で皆さんを喜ばせたい」と意気込んだ。
劇中の自身のダンスシーンついては「僕のダンスは、権利をまだジャニーズ事務所が持っているんじゃないかな? その辺を忖度(そんたく)しながら踊っています(笑)」とジョークで周りを笑わせた。
会見の最後に改めてメッセージを求められると「小さなところから始まった自分の作品が、どんどん成長していく。この作品は今後もっと成長していくんじゃないかなという気持ちでいっぱいです。まだまだ発展途上ですが、発展する工程を皆さんに楽しんでいただければ」と語った。
公演は8月23日の宮城・仙台電力ホールを皮切りに、愛知、石川、埼玉、福岡と続き、10月28日(金)~30日(日)の大阪・大阪松竹座まで続く。