A.B.C-Zの塚田僚一主演の舞台『風が強く吹いている』が1月18日に東京・シアター1010にて開幕した。
本作は直木賞作家・三浦しをんによる箱根駅伝を舞台にした同題青春小説を原作にした作品で、2021年にクリエイティブカンパニ「LLUMINUS」によって新しく舞台化され、今回キャストを一新しての再演となる。
主演の塚田をはじめ、矢部昌暉(DISH//)、二葉勇、二葉要、橋本全一、高岡裕貴、阿部快征、澤井一希、安原寛之、冨岡健翔(ジャニーズJr.)、西村菜那子、山田ジェームス武、三津家貴也というフレッシュかつ個性豊かなキャストがそろった。
初日前日の17日に取材会とフォトコールが行われ、取材会には塚田、矢部、冨岡、西村の4人がユニフォーム姿で登壇した。
主人公で物語の中心となる寛政大学駅伝チームの主将・清瀬灰二(ハイジ)役を務める塚田。抜群の身体能力を持ち、鍛え上げられた肉体が魅力なのだが、本作では駅伝選手ということで、取材会で「(昨年)12月の『ジャニーズ伝説』の本番中から、干し芋やサバの缶詰で栄養を取って体を絞りました」と、ランナー向けに肉体改造をしてきたことを報告。また、座長としてカンパニーをまとめる役割を託されていることについては「本当に良いチームワークで、新しいグループを組みたいくらいです! 駅伝選手役のキャスト10人に西村さんを加えて“風強イレブン”を結成したい。歌って踊って、アクロバットもしたい。走るパフォーマンスもあるので、それも取り入れたいです」と胸を張った。
そんな塚田の姿を共演メンバーたちが称賛する。同じジャニーズ事務所の後輩でもあり、接することも多い冨岡は、「皆さんが想像している明るくて優しくてという塚田くんのありのままで作り上げて、引っ張っていってくれて、いろいろなアイデアを出してくれます。昔から僕が思っている通り、頼れる優しい先輩でいてくださる。塚田さんが率先して一体感を出してくださっている」と語り、矢部も「明るくて優しくて、テレビで見ていた塚田さんそのまま。心から“ついていきたい”と思いましたし、ハイジと同じく、リーダータイプではなくて、僕らと同じ目線で一緒に頑張っていこうというタイプなので、一緒にいて楽しいです」と、塚田への信頼を寄せた。
取材会の最後に改めて意気込みを聞かれた塚田は、「この作品はスポーツと演劇が融合した“良いとこ取り”の新しいエンターテインメントです。ライブだからこそ生まれる熱量を感じてもらえるように、みんなの気持ちを一つにして頑張りたいと思います。ぜひ劇場でお待ちしております」と呼び掛けた。
この日のフォトコールでは、寛政大学陸上部のメンバーが住む学生寮・竹青荘で葉菜子(西村)がハイジと神童(富岡)に後援会を計画していることを相談するシーン、寛政大学陸上部が初めて記録会に参加するシーン、葉菜子が何度目かの記録会のタイムを発表しているシーンの3シーンが公開された。
公演は1月22日(日)まで同所にて。