ドラマ

「デキないふたり」主演の山本舞香&板垣瑞生インタビュー!

地上波×TELASA(テラサ)完全連動ドラマ「デキないふたり」が、2022年1月3日(月)に放送。主人公・白藤奈緒役の山本舞香と、会社の同期で奈緒と恋に落ちる黒瀬孝仁役の板垣瑞生にインタビュー。初共演ながら息がぴったりの二人に、地上波版とTELASA版両方の魅力を語ってもらった。

――それぞれの演じる役柄について教えてください。

山本 奈緒は、私にちょっと似てるところがあるなと思っています。最初は黒瀬からのある一言でトラウマを抱えて、人と付き合っても一歩踏み出せない部分がある子なんです。でも、同僚として一緒に働くようになって黒瀬のことが好きなのに当たりが強くなってしまう彼女を演じて、好きな人に対して思ってもないことを言ってしまう感情は分かるなと。また、「ここまで言っちゃって後悔…」っていう部分もこのドラマには描かれているので、共感できる部分が詰まってるドラマです。

板垣 黒瀬は、奈緒ちゃんと過去にある出来事で出会い、会社に入ってからまた出会って。彼は性格が硬めの人間だったんですけど、奈緒ちゃんと恋愛をしていくことによって変わっていくっていうストーリーがあって。恋愛によって変わった人の一人だなと感じています。僕は好きな人に対して、好きだからこそ触れられないというか、そういう潔癖な部分があるんですけど。そういう部分は黒瀬に共感できるなって思ったりしました。

――お二人は今回初共演ですが、お互いの俳優さんとしての印象は?

板垣 もともと興味があった方だったんです。

山本 興味!?(笑) ありがとうございます。

板垣 すごく一緒にお芝居してみたいなと思うことが以前からあったので、こうやって一緒にできる機会を今回頂けて本当にすごくうれしかったです。なんで興味があったのかっていうと、これは僕の勝手な見解なんですけど…お芝居をケンカ腰でやってくれるんじゃないかって。尊敬する俳優さんの北村有起哉さんにも感じている部分なんですが、セリフの投げ方や動きが暴力的とかそういうことじゃなくて…。フックがきたら、「いいよ、アッパーで返す」みたいな。その瞬間を本気でやってくれるんだろうなっていうのを、映像を拝見していて勝手に思っていて。山本さんに対して好奇心がすごくありました。

――実際にご一緒されてみていかがでしたか?

板垣 すごく女性的な方だなって思いました。

山本 女性だもん。

板垣 アハハハ(笑)。なんて言うんですかね、お会いしてみてすごく女性的で人間的な部分が強い人だなと。そこが本当にすごく安心できました。

――山本さんは?

山本 今回ご一緒することになってから調べて、「あ、こういう方なんだ。え、21歳なの?」みたいな感じでした。「弟と同い年なんだけど! え、キスするの?」みたいな(笑)。すごく不思議な感覚で今回本読みさせていただいて、そこから撮影だったんですけど。すごく人懐っこい子だなと思いました。スタッフさんたちに対してもすごくフランクに話し掛けていて「かわいらしいな」と思いながら撮影していました。そして、私が台本を読んで想像していた黒瀬とはまた違う、板垣くんなりの黒瀬を演じてくれていました。私がブワーって文句言うところも、クスって本番は笑っちゃったり。そういうおちゃめな部分もあって、撮影していて楽しかったですね。

板垣 そうだったんですね。

山本 すごく大人っぽいし、見た目も30歳くらいの貫禄があるというか。いい意味でね。

板垣 いい意味なんですか?

山本 いい意味(笑)。ディスってないよ。だからお芝居はすごくやりやすかったです。

――撮影をしていて、個人的にきゅんときた仕草やシーンは?

山本 きゅんとした部分はキスシーンですね。私、キスシーンに慣れてないので…(笑)。

板垣 僕はきゅんとしました(笑)。

山本 本番の時に、「私どこで目を閉じればいいんだろう」と思って。

板垣 ハハハ!

山本 “目隠しキス”の時も、私はずっと目を開けてるから、「あ、来る。やばい、来る、来る! どういう顔すればいいの?」みたいなことを一人で思ってたの。あのシーンの時、目開けながらキスしたんですよ。

板垣 アハハ、そうなんですね(笑)。

山本 そしたら監督に「ちょっと、目閉じてもらってもいい?」って言われて、「あ、キスする時って目閉じるんですか」みたいな。それで助監督の方に「どういうキスします? 目閉じたほうがいいですかね」みたいな感じで聞いたら、「僕は目を開けてキスしたことありません」とか言われて(笑)。それがめっちゃ面白くて(笑)。今かなって思いながら目を閉じて「来い!」っていう感情でやってました。

板垣 目閉じるか閉じないかで山本舞香さんが悩んでいるっていう、その状況が僕からしたらきゅんきゅんでした。

山本 なかなかないんだよね。純粋な気持ちでやってほしい、みたいな。ドキドキ感を増してほしいみたいな感じで言われることがないから、それがなければ自分から行くんですけど。でも待ってる側だから、「いつなの?」って目を閉じる感じが慣れなくて(笑)。

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