ドラマ

竹内涼真×玉城ティナ×溝端淳平「君と世界が終わる日に」Season4インタビュー

ゴーレムと呼ばれるゾンビがはびこる終末世界を舞台に、間宮響(竹内涼真)とその仲間たちが生き残りを懸けた闘いに身を投じる極限のゾンビサバイバル「君と世界が終わる日に」のSeason4が、Huluで独占配信中。主人公・響を演じる竹内涼真、響を保護するコミュニティーのリーダー・新山明日葉を演じる玉城ティナ、明日葉を守る右腕的存在の加州宗一を演じる溝端淳平にドラマや役の魅力について語ってもらった。

――まず竹内さんにお伺いします。いよいよSeason4が配信、さらに映画版の製作も決まりました。

竹内 まずは、劇場でみなさまに「きみセカ」をお届けできることがすごくうれしいですし、楽しみです。しかも今回はSeason1や2で関わっていたスタッフの方も戻ってきてくださって、オールスターなんです。

溝端 そうなんだ!

竹内 妥協をしないすごくいいチームで臨めているので、「ここからこの台本をどうやって面白くしていこうか」と現場でアイデアを出しながら頑張っている最中です。撮影中ですが(取材は1月下旬)毎日ワクワクしていますし、これまでぶれずにやってきて良かったなと思います。手応えも感じています。

――同じキャラクターを演じることで、成長したり、深みが増したりしている?

竹内 一緒に成長している感覚も、意識的に新しいことにチャレンジしている実感もあります。というのも、僕は毎回テーマを決めて臨んでいます。Season1から4を通してずっと同じ人物を演じているからこそ、現状で心地よくなってしまってはいけないなと強く思っています。根本的な部分はもちろん変わりませんが、何が正解か分からない中でずっと同じ方法でトライするのは、僕にとってはあまりエキサイティングに感じられなくて。それに、響は場所や自分の置かれた状況に知らず知らずのうちに順応して、どんどん変化していくさまが面白いと思っているんです。失敗しながら正解を探して、障害を一生懸命乗り越えようとしているところをお見せしたいので、「きみセカ」では毎回新しくチャレンジをしている感覚です。

――Season4はどのようなテーマに?

竹内 Season4は、僕の中で「自分の中の愛を取り戻す」ということをテーマにしています。とはいえ愛がなくなったわけではなく、今の響は相手への愛を見せたときに自分の人生がうまくいかなくなるんじゃないかと疑っていて。だからこそ、いろんな不安要素がある中で、試行錯誤をしながら愛と正反対の“裏切り”を周りの人にぶつけて、人を無意識に試すんです。そしてそうやって築いた人間関係の中で、“本当の響”と葛藤するんです。結果、あるシーンではそれが報われたのかなと思えるような描写があって。途中ブレることもありますが、そこがまた人間味があって面白いのかなと思います。

――玉城さんと溝端さんは、Season4からの参加となります。

玉城 私は飯豊まりえと高校の同級生で仲も良くて。まりえがSNSで宣伝しているのを、よく目にしていたんです。

竹内 あぁ~、そっか!

玉城 そこから「ゾンビものを日本でどのくらいの規模でやるんだろう?」という興味で、本当に一視聴者として見ていました。その中で、「先が読めない中、そのシーンごとの正解をぶれずにどうやって探しているんだろう?」という興味がわいていたところに、お話を頂いて。まさか自分が物語の中に入るとは思っていなかったので、Season3まで築き上げてきたものを壊さないように、さらにより良いものにしていくにはどうすればいいかなとすごく考えました。最初こそ多少プレッシャーはありましたけど、ポジティブなところがあるので、「選んでもらったからには自分の持っている力を振り絞るしかないかな」と思うようになってからはなくなりました。

溝端 初めて「きみセカ」を見た時に、群像劇、人間ドラマとして引かれるものがたくさんありました。それに加えてHuluでのSeason2、3では地上波ではできないことにチャレンジしている印象がありました。日本で役者をやっていて、これほどスケールの大きい作品に携われる機会はなかなかないので、オファーを頂いた時はすごく光栄でしたし、新しいチャレンジをする機会を頂けて本当にありがたいなと思いました。新たに参加することへのプレッシャーはありましたが、それ以上に「どういうふうに作っていくんだろう」という楽しみのほうが勝っていて。ゴーレム役の人を見てもワクワクするし、アクション練習もワクワクしますね。演じたことがない役柄にハードルを感じた以外は、楽しみしかなかったかもしれません。

――実際撮影に入って、シリーズものならではの難しい点ややりがいはありましたか?

玉城 撮影に入ってみたら、作品の途中から入ったということを忘れるくらい現場の皆さんが受け入れてくださっていますし、もちろんシーズンものとして続いてはいますが、1シーズンごとに区切りがついていますし、響も変わりつつある途中の物語なので、変に意識はしていないかもしれません。

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