ダンス+心温まる音楽を織り交ぜて「ありがとう」の言葉と共につづる、ハートフル音楽劇『イキヌクキセキ~十年目の願い~』を7月に神奈川と大阪で上演することが決まった。
日本で一番美しい言葉、それは「ありがとう」。多くの日本人がそう感じ、この言葉に救われ、さまざまなアンケートでも日本で一番美しい言葉に選ばれている。「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることで、人生で出会える全ての人の心が和やかになる。伝えた本人も幸せな気持ちになれる、まさに魔法の言葉だ。
本作は「ありがとう」の言葉と共に、これまでに数々の脚本・演出を手掛けるモトイキシゲキが東日本大震災後に現地での取材を通じて実際にあった出来事を基に、今回の上演のために新たに音楽劇として台本を書き下ろした作品。
出演は、友情に熱い主人公・鈴木大樹役に舞台を中心に歌にダンスに芝居にと活躍している屋良朝幸。大樹と同じく熱い思いを持つ屋良が、この物語の軸となる。そして、大樹の同級生・吉澤元役を演じるのが浜中文一。公私共に親交のある二人が、この物語で友情の魅力を増幅してくれる。
さらに被災の人たちの役で安寿ミラ、梅垣義明、黒田こらん、原慎一郎ら多彩な異色で個性的な実力派俳優が多数登場、ハートフルな物語を盛り立てる。
あの未曾有の震災から10年がたった今も、震災地の人々をはじめ多くの人々の傷は癒えていない。昨年からのコロナ禍で、さらに多くの人々の心は冷え込んでしまっている。その余波はまだまだ続くが、明日に向けて歩かなければならない。今こそ、幸せな気持ちになれる「ありがとう」というまさに魔法の言葉を伝え、震災に関わった多くの人たちの気持ちに寄り添いエールを送るためにも本作を上演する。
公演は7月2日(金)~11日(木)まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<ホール>、7月16日(金)~18日(日)まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて。