林翔太と松岡充が主演する、「真実の愛」の物語。現代版「シンデレラ」と称されるミュージカル『ソーホー・シンダーズ』のプレビュー公演が、11月3日に埼玉・東松山市民文化センターにて開幕した。
ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』は、童話「シンデレラ」を下敷きに創作された。ロンドンの街・ソーホーを舞台に、意地悪な義理の姉妹にいじめられながら日々つましく暮らす青年・ロビーと、市長選の候補者であるジェイムズという、境遇も置かれた立場も全く違う二人の、ある恋の物語だ。政治やスキャンダルといったさまざまな問題を織り交ぜながらも、その軸には純真な愛情が爽やかに描き上げられている作品だ。
楽曲を手掛けたのはミュージカル『メリー・ポピンズ』の追加楽曲や、日本でもたびたび上演されているミュージカル『ホンク!』などで知られる作曲家ジョージ・スタイルズと作詞家アンソニー・ドリューの名ソングライターコンビ。
本作は2019年3月に、林翔太と松岡充らのキャストにより日本初演。大好評を博し、このたび待望の再演が実現した。前回から続投の林が主人公・ロビー役を演じる。ロビーの恋人ジェイムズ役は、こちらも続投の松岡充が務める。ミュージカルからストレートプレイまでさまざまな作品の活躍で注目を集める林と、アーティストとして俳優として多彩なフィールドで唯一無二の存在として輝き続ける松岡。二人は初演よりもさらに深めたコンビネーションで、仲睦まじい恋人同士を体現している。共演には東山光明、綿引さやか、西川大貴、豊原江理佳、菜々香、青野紗穂、さらに水夏希、松村雄基といった実力派キャストが結集した。
公演は、11月5日(金)から名古屋、山口、香川、大阪、神奈川を巡演して、11月25日(木)~12月12日(日)まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて。
撮影◎岡千里