同タイトルの前作放送から3年。10月21日から「新世代逆襲編」がABEMAで配信中だ。成功を夢見る若手起業家が“全てを奪われてから始まる”下克上ストーリーで、主人公・鶴田祐介を演じる野村周平、祐介の恋人・常田智美にふんする藤井夏恋にインタビュー。新たな価値観が生まれた、令和のリアルを描く。
――初共演の二人は、起業家とその恋人という役どころを演じる。
野村 祐介は前作の藤村鉄平(三浦翔平)に憧れている起業家を目指す男。彼を演じていると、とても勉強になります。聞いたこともない単語ばかり出てきて難しいですけど。
藤井 智美は祐介の恋人で、恋と仕事に揺れ動くという役どころです。女性ならではのリアルな感情を表現できたら、と思っています。
――連ドラ初出演の藤井は、撮影現場でさまざまな学びを得ているという。
藤井 現場で飛び交う聞き慣れない専門用語が分からない時があって。そういう新しいことを知られるとうれしいですし、毎回新鮮な気持ちになります。藤井(道人)監督がとても細かくアドバイスくださって、撮影しながら演技レッスンもしている感覚があります。初めてなので、こういう場合はこうした方がいいとか、カメラを意識しないほうがいいよとか教えてくださったり。一つ一つの言葉を吸収させていただいてます。
野村 部活みたいな空気になっているよね。藤井監督は俺らだけじゃなくて、スタッフさんにも細かく指示出しをするので。俺らの話が終わった後に「じゃあ撮影部、全員集合して」みたいな感じで。隣で見てて刺激を受けています。こういった雰囲気も含めて藤井組はいい現場だなと感じています。
――お互いの俳優としての魅力を聞くと。
野村 夏恋ちゃんは目がきれいだから、目で表現するのがいいよねっていうことを監督とも話しました。監督も言ってたもんね?「感情は目に表れる」って。
藤井 ありがとうございます。野村さんはナチュラルだなって思います。作り込んでない感じというか。さまざまな作品を見ると、いろんなタイプの俳優さんがいらっしゃいますが、野村さんはナチュラルにお芝居をする俳優さんだなって思いました。藤井監督からもそのナチュラルさを求められているので、私もそういうお芝居ができるように頑張らないと!
野村 ありがとうございます。ナチュラル系俳優ということで…これからはビーガン俳優としてやっていきます!(笑)
――祐介の右腕・佐藤健吾役の佐野玲於ともいい関係を築いている。
野村 玲於は、やたら後輩感を出してくる(笑)。こっちとしては、今回は同級生の役なんだからもっとタメ感を出してきてもらっていいのに、夏恋ちゃんには気さくに接するものの、俺といると「あ、はい!そうなんですよ…!」みたいな感じになってる(笑)。
藤井 佐野さんとは同じ事務所なんですけど、以前、音楽番組でご一緒した以外はほとんど交流がなくて。基本的には、LDHのお話で盛り上がっています(笑)。
野村 3人で「LoveとDreamとHappiness」の話ばっかりしてます(笑)。
――本作には“社会のリアル”が詰まっている。
野村 僕は会社の経営をしたことも、サラリーマンの経験もないですけど。でも、起業して仕事をするには人を陥れることもあるんだなとか、やっぱり甘い世界じゃないんだということが、このドラマを通してお伝えできるんじゃないかなと思います。
藤井 それぞれの役柄がすごくリアルで、会社では嫌われてもこの言葉を言わなきゃいけない時があるんだなとか、働いていく上ではいろんな壁があるんだなって。
野村 後は、祐介という自信満々な主人公が真っ逆さまに突き落とされていくような話になってくるので、そこの変化とかを見ていただけると面白いと思います。
藤井 祐介と智美の恋模様や仕事とのはざまで揺れ動く姿も見てほしいです。二人の関係性も楽しみにしていただけたら。
野村 二人の恋の行方が、物語の結末に絡みまくっていきますのでお楽しみに!
COLUMN
もしも何か起業するなら?
野村 何だろう、カフェ作るとか? あ、釣りが好きだから釣り具のメーカーもいいけど、それはもういろいろあるからなぁ。逆に芸能事務所の社長とかやってみたいですね。素行悪いやつだけ集めた事務所を作りたい(笑)。藤井 (笑)。うーん、私は女の子のグループとかを作ってプロデュースしてみたいです。プロデューサー業、ですね! 野村 いいねぇ。
W藤井に困惑!?
野村 このドラマの監督も藤井だからさ…呼ぶとき紛らわしくなっちゃうんだよね(笑)。
藤井 そうなんですよ! 現場でも、「藤井さん」って言われると監督と同時に反応しちゃうという…。
野村 “藤井さん”が2人いるから、僕は夏恋ちゃんって呼んで、監督を「藤井さん」って呼んでます(笑)。
藤井 でも監督は、私を「藤井さん」って呼ぶのでなんだか不思議です(笑)。
PROFILE
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