市川海老蔵が2013年に立ち上げた「ABKAI」の5回目となる「市川海老蔵 第五回自主公演 ABKAI 2019~第一章 FINAL~『SANEMORI』」の製作発表会見が、9月3日に行われた。
“伝統の継承”と“新時代の歌舞伎の創造”をテーマにした自主公演で、今年は「源平布引滝」より「実盛物語」をモチーフにした「SANEMORI」を公演。ジャニーズJr.のユニット「Snow Man」の宮舘涼太と阿部亮平が出演するほか、歌舞伎界から市川右團次、中村児太郎らが参加する。
来年に「十三代目 市川團十郎 白猿」の襲名を控え、海老蔵としての「ABKAI」は今回が最後。「海老蔵だから“ABKAI”と思われてるかもしれませんけど、僕はAB型だから“AB型の会”ということに変えようと思っています(笑)。倅(堀越勸玄)もAB型なので、変わらずにやっていければ。まあ冗談です」と、笑いを絡めて語った。
Snow Manの宮舘、阿部との初共演については「歌舞伎の所作は難しいこともあるかもしれませんが、むしろジャニーズである彼らの立ち廻りや動きから、我々が学ぶべきことがたくさんあると思っています。お二方には得意なことを生かして活躍してほしい。いろんな方との共演もありますし、どういうことがどういう風にできるのかということがわかっているつもりですし、DVDでも拝見していますけど、最初にいきなり活躍していただけるところから始まればいいな」と語った。
公演は11月5日~25日 東京・Bunkamura シアターコクーンにて。