ジャニーズWESTの小瀧望主演の舞台『検察側の証人』が、8月28日に東京・世田谷パブリックシアターにて開幕。初日公演を前に、公開フォトコールと取材会が行われた。
「検察側の証人」は演劇の造詣も深いアガサ・クリスティによって書かれた、世界中で上演され世界最高峰と称賛される法廷ミステリーの決定版。容姿端麗な青年が殺人容疑で逮捕されたことから始まる法廷劇で、緊迫感あふれる応酬と観客の度肝を抜く展開は必見だ。
今回の上演では、読売演劇大賞・優秀演出家賞など数々の演劇賞を受賞し注目を集めている小川絵梨子が翻訳・演出を手掛け、新たな『検察側の証人』が誕生。主演の小瀧は、独り身の資産家婦人の殺害容疑で起訴される容姿端麗な青年・レナード役を演じる。唯一のアリバイを証言するはずが検察側の証人として出廷する主人公の妻・ローマイン役は瀬奈じゅん。事件を担当する敏腕検事・マイアーズ役は成河が務める。
また大滝寛、浅野雅博、寺西拓人、斉藤直樹、林愛夏、西川大貴、阿岐之将一、さらに那須佐代子、梶原善といった不朽の名作にふさわしい豪華な俳優陣が集う。
公開フォトコール終了後に舞台上で行われた取材会には、小瀧、瀬奈、成河の3人が登壇。
コロナ禍での公演実現に小瀧は「生のエンタメって本当に素晴らしい! エンタメができることは当たり前じゃないと2020年は感じました。だからこそ、今エンタメを届ける必要があると思う。感染対策などいろんなことに気をつけながら来てくださる皆さんに『見に来て良かった』と思ってもらえる公演にしたい」と意気込みを口にした。
舞台『エレファント・マン』(20年)で第28回読売演劇大賞・杉村春子賞および優秀男優賞を受賞するなど俳優として注目されている小瀧だが、「もっと常に貪欲に、高みを目指すことが今自分にできること。一日一日を大切に、思いっきりこの作品にぶつかっていきたい」と、さらなる飛躍を誓った。
公演は9月12日(日)まで、世田谷パブリックシアターにて。