シリーズ累計100万本を超える大人気ゲーム『薄桜鬼』を原作とした、ミュージカル『薄桜鬼』。その最新作『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇が、4月2日に東京・日本青年館ホールにて開幕した。
原作も新たに、「志譚」から演出を務めていた西田大輔が演出・脚本・作詞まで手掛ける新シリーズとなった本作。当初は2020年4月に上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。また延期公演となった今回も、同じく新型コロナウイルスの影響で、当初は4月1日予定だった初日公演が中止されていた。紆余(うよ)曲折ありつつ、ようやく一年越しに舞台上に満開の桜を咲かせる願いがかなった。
なお東京公演は終了。兵庫公演は4月8日(木)~11日(日)までAiiA2.5 Theater Kobeにて。
初日を迎えてキャストの相馬主計役:梅津瑞樹と風間千景役:鈴木勝吾からコメントが届いた。
[相馬主計役:梅津瑞樹]
去年に引き続き、今年も本番を間近にして予期せぬ事態に見舞われましたが、どうにか公演ができそうです。長い長い間、蕾のままでしたが、ようやく花開く時がきました。全編通して、殺陣あり歌あり盛りだくさんなのはもちろんのこと、動乱のただ中でもがき、それでも突き進んでいこうとする登場人物たちの姿が見どころだと思います。そうした中、相馬は道半ばで倒れた者の思いを受け継いでいくこととなるので、一つ一つの思いが託される場面を見せ場にできればと思います。間もなく、満開の桜の花をお目にかけます。お楽しみに。
[風間千景役:鈴木勝吾]
一年という期間を経て、そして僕は新しいミュージカル『薄桜鬼』を体験して、皆さんにも新しい西田大輔氏が作るミュージカル『薄桜鬼』を見届けてもらえたら幸いです。見どころは相馬主計の生きざまです。一択。あえて言えば新しい楽曲や新演出、完全新作であること。光が美しく、そこで生きる俳優がどうあるべきかを知れる作品だと思います。相馬主計が憧れた新選組もまたとても格好よく描かれています。とあるシーンは何回見ても泣ける。相馬主計がどう生きたのか、何に心動かされたのかを各ナンバーで皆さまに届けることができたらうれしいです。
©アイディアファクトリー・デザインファクトリー/ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会