『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE シリーズの第4弾となる『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE–隠し弾(SECRET BULLET)-が、11月7日(土)に東京・天王洲 銀河劇場にて開幕した。大好評を博した『vsヴァリアー編』を経ての今作は、原作・天野明、小説・子安秀明による小説版を原作としたスピンオフ作品となり、数々の作品で演出・脚本を務める映像作家としても活躍中のヨリコジュンとこれまでリボステを支えてきた丸尾丸一郎が初のタッグを組むことも話題になっている。
『リボステ』第4弾となる本作は、スピンオフストーリーの豪華2本立てだ。第一幕は「X-炎(イクスフィアンマ)」で、『リボステ』シリーズ第2弾、第3弾で描かれた「ボンゴレリング争奪戦」につながるボンゴレの独立暗殺部隊・ヴァリアーの前日譚(ぜんじつたん)だ。第二幕は『跳ね馬爆走!(スタンピード)』。キャバッローネファミリー10代目ボス・ディーノ(山田ジェームス武)が、かつてリボーンの下で修業を積んでいたころを描く。一幕、二幕どちらもストーリーの的が絞られているため、テンポ良く展開していく。両作品のバランス感も絶妙だ。シリアスとコメディー、爽やかさとほろ苦さ。どちらの魅力も盛り込まれていて『リボステ』を見た!という確かな満足感が残る二本立て作品となっている。
[リボーン役:ニーココメント]
今作は『リボステ』シリーズで初のスピンオフ小説からの舞台化。文字から自分たちで膨らませていく作業はとても新鮮でした。そして“二本立て”がとにかくぜいたく! 雰囲気は全く違う二本になりましたが、やはり『家庭教師ヒットマンREBORN!』の世界としてつながっているので、いろんな楽しみ方ができると思います。どのキャラクターたちもすごく魅力的に舞台上で生きているので、一人一人に注目してみてください。ディーノ役の山田ジェームス武くんは、とても真っすぐフルパワーで芝居する人。ディーノの成長物語と重なるかのように、稽古場でいろんな成長を見せてくれました。普段の会話でもリボーンとディーノみたいなやり取りをしているので、師弟関係はすぐに作ることができました。そしてXANXUS役の林田航平くんは、オン・オフの切り替えがしっかりあって、芝居中はXANXUSのオーラをどのシーンでも、ものすごくまとっています。オフの時の天然キャラとの違いがすごい(笑)。
[ディーノ役:山田ジェームス武コメント]
『リボステ』第4弾にして、漫画、アニメからではなく小説のエピソードを舞台化しています。今までの『リボステ』とは少し違った空気感を楽しんでください!「跳ね馬爆走!(スタンピード)」では、僕が演じるディーノは、ディーノ“さん”ではなく、ディーノ“くん”。性格であったり、在り方、考え方、子どもっぽさ。その表現に苦戦しました。今回の『リボステ』は一味違います。一幕と二幕でも雰囲気が違くて、でも『リボステ』で…不思議な感覚になると思います。それだけ面白い作品です。みんな気持ちを前のめりにして、ぜひご観劇ください!
『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE –隠し弾(SECRET BULLET)-は、11月15日(日)まで東京・天王洲銀河劇場にて。11月19日(木)~22日(日)まで京都・京都劇場にて。
© 天野明・子安秀明/集英社©『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE製作委員会