「Jr.EXILE」世代と呼ばれるGENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZの4グループ、総勢38人で盛り上げたステージ「BATTLE OF TOKYO(BOT)」が7/4から7日まで幕張メッセで4公演行われ、幕を閉じたばかり。現実世界と別次元のユニバースに存在するパラレルワールドTOKYOで、新たな物語が繰り広げられた。
4グループの総当たりコラボ曲ももちろん、パフォーマーたちがダンスで魅せる”PERFORMER BATTLE”など見ごたえは十分。ステージを目一杯使って動き回る彼らを見るには、目が足りない! 彼らのエネルギーにただただ圧倒されてしまう。
最後に全員で「24WORLD」や「AGEHA」「銀河鉄道999」、「Y.M.C.A」と歌い切り、笑顔でステージを後にした。さらに最終日には、来年の「2020 BATTLE OF TOKYO LIVE」開催も発表され、プロジェクトの今後の活動も期待される。
まだ、BOTは始まったばかりだ。
【FANTASTICSへ特別インタビュー:BOTを終えて、思うこと。】
――「BATTLE OF TOKYO」お疲れ様でした! 振り返ってみてどのようなステージでしたか?
佐藤 今回のMV撮影やライブリハが進むにつれて、各グループがお互いに話し合っていくうちに、見えない男同士の絆やチームワークがすごく強まりました。FANTASTICSの話で言うと、本番まであまり皆揃わなくて、なかなか全員でリハーサルができなかったんです。でも本番になるにつれてグループの底力というか、今まで培ってきた何か起きた時にみせる対応力が存分に生かされたライブでした!
世界 リハはしてましたよ…。揃わなかったのはあなたですよ…?
佐藤 ハハハ!
澤本 「(錆色の)アーマ」でしたからね(笑)。
佐藤 舞台があって…すみません!
――「SHOCK THE WORLD」では、世界さんのアクロバットを代わりに木村さんが披露されていましたよね。あれは世界さんのご指名?
世界 いえいえ、違います!
木村 僕がもともと、あそこは世界さんを支えている側だったんです。アクロバットができたっていうのもあって、そこでやろうかなって。
――ステージを客観的に見て、世界さんの率直な感想をお聞かせください。
世界 最初は出たいなっていう悔しい気持ちもあったんですけど、出られなくなってしまったものはしょうがない。俯瞰で見ることで、Jr.EXILE世代全体の動きがすごく見えて、いいところや改善点などいろんなことに気付かされました。それに、FANTASTICSが他のチームとお互いに刺激し合って、色々な表情も見られました。6日に披露した「Turn Back Time feat. FANTASTICS」の演出では、Jr.EXILE世代のボーカルみんなで歌って、パフォーマーも全員ステージに立っていて、というのは、すごく…特別な日になりました。
――佐野(玲於)さんが地球儀に「世界」と書いた旗をさして登場したり、皆さんが身に着けていた「翔」と書かれたバンダナとTシャツも印象的で、胸が熱くなりました。
世界 地球儀、ありましたね。ふふ。バンダナとTシャツは玲於が作ってくれたものなんです。EXILE TAKAHIROさんが書いてくださった「翔」の字がプリントされていて。
佐藤 本当に直前で、「作ったんだ、間に合った!」って渡してくれて。本当にうれしかったです。
【特別コメント:7/6の公演への想い】
――7月6日にJr.EXILE世代がステージに上がり、パフォーマンスをしたことは、FANTASTICSにとって本当に特別な1日になったと語る。「見えるのは38人でも、心は39人」だと何度も繰り返す、彼らのアツい想いは観客の胸にも痛いほど突き刺さっただろう。あの日を振り返り、どのような想いでステージに上がっていたのか…。最後に、それぞれの率直な想いを届けます。
世界 1991年2月21日生まれ、神奈川県出身。
僕はその日、怪我をしてしまっていたので、残念ながらステージに上がれなかったんです。それが一番悔しかった。(中尾)翔太と一緒に踊りたかったです。でも僕はステージ裏にいたので、FANTASTICSをはじめ、他の3チームやスタッフさんや色々なサポートをしてくださっている方の顔を見ることができました。「Turn Back Time」が終わって、スタッフさんも泣いていて…。それを見た時に、メンバーもスタッフさんもお客さんも含めて全員の気持ちが翔太に向かっていたんだなと改めて感じました。「Turn Back Time」の映像をTAKAHIROさんが見てくださって、「この曲を作ってよかった」という感想もいただきました。7月6日は、普通なら命日と言うのかもしれないけど、本当に“ファンタスティックな日”になったと思います。ひとりの人間としてとても心に残る1日でした。
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