TBS系で9月17日(火)からスタートする、ドラマストリーム『毒恋~毒もすぎれば恋となる~』。エリート弁護士と天才詐欺師が、秘密の相棒としてバディを組み、様々な事件を痛快に解決していくサスペンス&ボーイズラブコメディ。放送に先がけて、本作でダブル主演を務める、濱正悟と兵頭功海がインタビューに応じた。
濱が演じるのはエリート弁護士・志波令真(しば・りょうま)。大学在籍中に司法試験を最高得点でクリアし、大手法律事務所の最年少共同パートナーとなる。一方、兵頭が演じるハルトは、口が達者でどんな人物にもなりすますことができる天才詐欺師。コピー能力を活かし、詐欺を生業に生活している。そんな2人はバーで出会い、有能な仕事のパートナーを探していた志波に、ハルトは「相棒になってあげてもいいよ」と誘う。他人になりすますハルトの才能を買った志波は、ハルトを自宅で“飼う”ことにーー。
TBSドラマで初主演・ダブル主演を務める2人。出演が決まったときの心境について聞かれると、濱は「とてもうれしかったです」と喜びをにじませ、「純粋に驚きというか。自分でいいのか、どうしようっていうことと、主演って作品を背負う責任みたいなものがあると思うので、気合入れてやらないとって思いました」と決意を語った。
続けて「今回で3回目の共演で、ダブル主演ということですごくご縁を感じました。ダブル主演を2人で背負ってやれるんだっていう喜びと、『毒恋』という作品の世界を2人で作っていけるんだっていうことにわくわくしつつも、どうなっていくのかドキドキ感みたいなものがあります」と声を弾ませた。
兵頭は、去年出演した日曜劇場『下剋上球児』と金曜ドラマ『9ボーダー』(どちらもTBS系)を挙げながら、「TBSさんのドラマにお世話になっていたので、繋がっている感じがしますし、現場で第一線で活躍し、主演している俳優さん方の背中を見ていて、ぼくもそうなりたいと思っていたところだったので、とても嬉しいですし、気が引き締まる思い」と語った。また、ダブル主演について、「昔から知っている先輩なので、縁があるなと思いましたし、すごく信頼している俳優さんなので、二人でこの作品を背負えるっていうことがすごくうれしい」と共演の喜びを明かした。
サスペンス&ボーイズラブコメディである本作の魅力について聞かれると、濱は「ボーイズラブサスペンスコメディということで、かなりの要素があって(笑)」と明かし、演じる志波令真について、「マイルドな部分が、ドラマのほうは多めなのかな」と原作と台本の違いに触れた。また「演じることは簡単ではないけれど、俳優として弁護士をちゃんと演じるのは初挑戦ですし、役者として燃えるものがありました。兵頭演じるハルトによって志波…氷のエリート弁護士という肩書きですけれども、それがどのようにとろけていくのかをどう演じようか、悩んだり考えたりしていますが楽しみ」と前向きに語った。
兵頭は「企画書を見たときから、すごくわくわくして、これはやりたいです!ってマネージャーにも伝えたくらい」と前のめり。続けて「物語としてサスペンス感もあるし、恋愛要素も含まれていることがわくわくにつながっているのかな。原作の小説もどうなるのか気になりますし、台本もまだ最後までは読めていないので、一本軸で続くサスペンスがどんな感じに展開して、ぼくらはどういう結末を迎えるのか…」。そんな兵頭のコメントに、濱が「どうなるんでしょうねー」と続け、兵頭は「分からないままやるのがいいなって逆に思っていて。ドラマ版は、ちょっとマイルドになっているというか。ドラマ版ならではの結末を楽しみに演じたい」と期待を寄せた。
演じる役柄について、濱は「氷のエリート弁護士で、社会性はあるんだけど、ないというか…コミュ力がなくて人嫌い。自分でいろんなことが完結できちゃうからだと思うんですけど、無駄があんまりない、合理主義」と説明。
合理主義な面に共感を示しつつも、「ドラマ版の志波は、心の声が多くて。人間ってやっぱり生きてたら、生活している上で、心の声っていっぱいあると思うんですよ。志波もちゃんとあって、ハルトと出会って魅了されて、いろんな感情になると思うんですけど、そこのあたふた具合みたいなものも、たぶん可愛さに繋がるのかな」と志波のギャップや魅力を語った。
兵頭は「天才詐欺師の兵頭です(笑)」と笑いを誘いながら、「天才詐欺師、ワンコ系沼男子ということで、すごく強いキャラクター」と説明。「台本にもワンコ系沼男子のような言葉がすごく多くて、ハルトってこんな人なんだろうと思うんですけど、やっぱり天才詐欺師なので、志波に近づくために使う言葉のニュアンスも表面だけじゃなく、裏側みたいなのを表現できたら」と思いを語った。
濱は視聴者に向けて、「ラブの要素もあり、サスペンス要素もあり、コメディ要素もありで、物語が進むにつれて変身していくドラマだと思うんです。そのなかで、一本軸のサスペンスもあり、僕が演じる志波がハルトによってかき乱され、どんどんとろけていく様も楽しみにしていただけたらうれしいですし、ハルトとの予想もつかない展開とカッコいい相棒感を楽しみにしていただけたら」と語った。
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