今秋、米倉涼子がミュージカル『CHICAGO』のロキシー・ハート役で、ブロードウェーの舞台に出演することが決定した。米倉がブロードウェーで、同作の主演の一人であるロキシー・ハートを演じるのは今回が4回目。
2012年にブロードウェーデビューを飾り、17年の『CHICAGO』20周年アニバーサリーイヤーで2度目の出演、19年の3回目のブロードウェー出演は自身の女優生活20周年の節目となった。このたび挑戦する4度目のブロードウェーは、『CHICAGO』の25周年アニバーサリーに当たる。まさに、節目ごとに出演していることになる。
しかも日本人俳優の4度目のブロードウェー主演は、米倉が初! 過去に例がない快挙だ。
「初めて見た時にすぐに恋に落ちた作品」と語る『CHICAGO』、そしてロキシー役で、またブロードウェーの舞台に立つ米倉。出演決定の報告を受けて「まず、“本当にやれるのか”と自分に問い掛けをしました。ドラマに打ち込んでいる時は運動らしい運動ができません。ダンサーとしてのスキルを整えられる環境にいないので、普段からブロードウェーに立っている皆さんと同じようにできるのか、と。30代の時は体も動いたし、やりたい、やってやるという熱意で乗り越えてきました。でも改めて今回やれるのならやりたいと、出演を決めました。何より、私の中で好奇心が消えたら終わりだと思っています。挑戦しないわけにはいきません」と意気込みを語った。
ニューヨーク公演は11月にブロードウェーのアンバサダー劇場にて。また、12月には東京国際フォーラム ホールCにて日本凱旋公演も予定されている。
※日本凱旋公演は来日キャストによる英語上演(字幕付き)
写真提供◎公演キービジュアル=Junji Ishiguro、舞台写真撮影=Masahiro Noguchi、ポートレート=GEKKO