飯島早苗・作、鈴木裕美・演出によって1993年に初演され、初演以降もあまたのカンパニーが繰り返し上演してきた舞台「絢爛とか爛漫とか」。昭和の初めを舞台に、4人の若き文士たちの姿を描いた作品。この不朽の名作が、再び鈴木裕美の演出によって復活する。
出演は安西慎太郎、鈴木勝大、川原一馬、加治将樹の4人。
演出を務める鈴木裕美は「『絢爛とか爛漫とか』の初演は1993年、今はなきシアタートップスという客席数160席程の劇場だった。26年前。なんと、今回の出演者の安西くんが生まれた年。鈴木くん、川原くん、加治くんもほとんど赤ん坊な頃。赤ん坊が青年になる時間の中で、様々な方々がこの戯曲を上演してくださったが、果たして私はどれだけ成長できているのか? 昔と同じような親密な劇場で、今の青年たちとともに、新たに戯曲を読み直していきたいです」
【あらすじ】
処女作以降、2作目が書けず悩む新人小説家・古賀(安西慎太郎)の部屋に集う批評家志望のモダンボーイ・泉(鈴木勝大)、自称・耽美小説家の加藤(川原一馬)、非凡な才能を持ち、破天荒で自由に生きる諸岡(加治将樹)。
移り変わる季節のようにゆれうごく夢と才能、理想と現実の葛藤の中で、友情や恋にもがきながら、それぞれの道を探していく。
公演は8月20日(水)~9月13日(金)まで、東京・DDD青山クロスシアターにて。料金:7,800円(全席指定/税込)チケット発売中。