――dreamBoatでは健水くんがリーダー的な存在なのでしょうか?
健水 皆もうしっかりしてるし、3組の色がしっかりあると思うので、リーダーっていうほどではないんです。誰が引っ張るとかでもなく、皆で作っていくんじゃないかなと思っていますね。1つのユニットを作っていくことにも、1つ目標を決めた方がそこに向かって頑張っていけると思うんですけど、それぞれ個人のモチベーションが皆にあれば、いいものは必ず見せられると思うので。3組揃ってパフォーマンスしたときも、皆が楽しそうにやってくれていたので、いい方向に向かえばいいなと思いますね。
怜生 ael-アエル-の練習量がすごいっていうのも分かっているし、ダンスがとにかくすごくキレてて。雫月LEEくんがすごい好きで、LEEくんのダンスめっちゃ見てます! それをなんとか自分に還元したくて(笑)。自分のパフォーマンスをもっと上げたいなと思いますね。
――お互いにとって、いい刺激になっているんですね。
健水 それはそうですね。それぞれの色もあるし、それを見ながら風男塾のいいところを盗んでくれていいと思いますし、EUPHORIAなんて若いじゃないですか。若い子たちってこういうことするんやっていうことも感じたんで、「ちょっと風男塾に取り入れてみる?」っていうのもあったり(笑)。お互いに盗み合いながらいいものを作れたらと思いますね。
――今の6人体制で叶えたい夢は?
健水 「武道館に立ちたい」っていうことは言っているんですけど、なんか違うこと言いたいなって思ってくる! ふふふ。
怜生 俺は最近ファンの人に「すごい売れたい」っていうのを言ったんですよ。そしたら「それ言ってくれてすごいうれしい」って言ってくれて。何年か前から武道館に立ちたいっていうのは自分たちの目標なんですけど、ファンの人から「絶対武道館に立とうね」って言われると「いやいや、武道館じゃ終わらねえぞ」って思っちゃうんですよ。「武道館? 武道館じゃ終わんねーぞ!」みたいな。もっと上に行きたいんです。武道館終わって「よかったね」じゃなくて、武道館で「まだ次ありますよ」って言いたい!
健水 うれしい! その言葉がすごくうれしい。確かに、そう言われると武道館がゴールってどっかで思ってたような気がする。確かに武道館は通過点にしてもいいかもな…って、今思いました。この6人もまだ始まったばっかりだけど、今回のワンマンライブで「まじで夢じゃないかも」って思えたんです。夢って、可能性が見えてからでもいいのかもって。可能性が見えなくて言うことも夢じゃないですか。でも、可能性が見えたからこそ言える夢になったような感覚。ファンの皆が「武道館の夢を叶えさせてあげたい」って言ってくれるんですよね。その言葉を言ってもらえる俺たちで良かったとも思ってて。風男塾の夢をどうにか叶えさせてあげたいっていうファンの皆の気持ちがすごくうれしくて、その力がどうにか、どうにか叶ってくれ!っていう感じですね。単純に言えば、男装というのも最近いろんなユニットが増えてきたので、風男塾自体ももっと知られてほしいですし、男装自体ももっと好きな人が増えれば知ってくれる人が増えると思うので、そこはやっぱりもう地道に、今までみたいに頑張っていければなと思います。
――健水くんは光黄くんの卒業が決まったとき、どうするか悩んだ結果として風男塾を守りたいと思ったとおっしゃっていましたよね。
健水 まぁ、これから一生風男塾やるかって言ったら分からないですけどね?(笑)
怜生 あはは!
健水 80歳になってやっててもいいかもしれないけど(笑)。
怜生 (おじいちゃんのヨボヨボ声で)◎※△◆◎□~!
健水 やってるかもしれないけど(笑)。自分の人生にとって風男塾というのが一番大きい出来事になると思います。20代を全部過ごしているし、自分の中で「やっててよかった」とか、それこそいつか子どもとか孫にも「やってたんやで」って言えるくらい、カッコイイこととして、終われるなら終わりたいなと思うから。
風男塾の正統派(⁉)王子様コンビ
紅竜真咲&桜司爽太郎
――改めて、お互いの好きなところを教えてください。
真咲&爽太郎 (思わず吹き出して)ふはっ!
爽太郎 こういうところですよね。
真咲 どういうところだよ(笑)。
爽太郎 本当に周りの人に気を使える、すごく優しい人なんですよ。常に周りのことを見ていて、どんなに小さなことでも誰かが困っている場面があればすぐ飛んでいくし、皆の会話でも何でも拾ってくださるので、誰も「今、誰も話聞いてくれなかった」っていう寂しい思いにもならないし。話し合いの場でも絶対に一番発言してくれて、まとめてくれたりとか、皆の気持ちを代弁して伝えてくれたりとか、すごく気の回る方なんです。
真咲 やだ~! めっちゃ恥ずかしい!