「24―TWENTY FOUR―」のジャック・バウアー役でおなじみのキーファー・サザーランドが米大統領役に挑んだ海外ドラマ「サバイバー: 宿命の大統領」が、海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTVで12月4日(火)にスタートする。
国家を守るためにテロリストたちと24時間不眠不休で戦う不死身のアクションヒーロー、ジャック・バウアー役から一変、キーファーが今回演じるのは、非常時に急きょ大統領に就任して戸惑いを感じながらも国家のリーダーとして自覚を深めていく新米大統領だ。
製作総指揮を務めるマーク・ゴードンは、キーファーの起用について「ほとんどの人は『24』で演じたキャラクターを思い浮かべるだろう。彼は9年もの間、やるべきことはきっちりやる荒っぽくてタフな男を演じていたからね。マッチョなキャラクターだったけれど、私は彼が映画に出演し始めた頃の『プロミスト・ランド/青春の絆』(1989年公開)をはじめ、いくつかの出演作を見たことがあって、彼にソフトな一面があることを知っていたんだ。ネットワーク局が手掛ける作品で主役を捜す場合、視聴者を引きつけられる俳優が必要になるけれど、キーファーが“普通”の人間を演じることに対して視聴者も納得してくれると確信しているよ。これまでの出演作からも分かるように、彼は最高の俳優だから視聴者の期待に応えるられる素晴らしいキャスティングだと思ったし、一方では『24』でマッチョな男を演じた後で、今回のキャラクターを演じることは、彼にとって面白いチャレンジになるとも思ったんだ」と語っている。
本国では今年5月に最終回を迎えたシーズン2でABCが制作をキャンセルしたが、Netflixでのシーズン3制作・配信が決定したという。まさに“サバイバー”な本作で、今度のキーファーはどんな表情を見せてくれるのか。
ストーリー
一般教書演説が行われている連邦議会議事堂が何者かによって爆破され、内閣が壊滅状態に陥る。その日、大統領から左遷を言い渡されていた住宅都市開発長官トム・カークマン(サザーランド)は「指定生存者(Designated Survivor)」として議事堂から離れた場所で待機していた。上位の政治家全員の死亡が確認され、自動的にカークマンが大統領に任命される。不安定な政情の中、カークマンは大統領として国を導く責務を背負いながら、爆破犯の追跡に奮闘するが…。
ドラマの原題でもある「Designated Survivor」とは、大統領就任式や一般教書演説など国のトップリーダーたちが1カ所に集まった際、会場に非常事態が発生し、出席者の多くが死亡するなど職務執行不能に陥った場合を想定し、政府の継続性を保証するために合衆国大統領顧問団の中から選出された人物のことを指す。指定生存者は、会場から離れた安全で公にされない秘密の場所で待機する。過去に指定生存者として選ばれた人物には、当時住宅都市開発長官だったアンドリュー・クオモ(1999年)や司法長官だったジョン・アシュクロフト(2003 年)、退役軍人長官だったエリック・シンセキ(2013年)などがいる。
海外ドラマ 「サバイバー: 宿命の大統領」
海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTV
12月4日スタート 毎週火曜 後10.00~11.00
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