村上 話聞いた時の第一声は「なんでや?」でしたけどね。そりゃあ。もう追いついていかないですし。で、ちょこっと聞いて、「それは嫌や」ですよ。最初は。「なんでや?」と「嫌や」しかなかったですし。まあ聞いていくうちに、話し合いを進めていくうちに、これは本当にみんなが言った通りですけど、こうなることまできっと考えてたでしょうし。スタッフに迷惑かけることも、ファンのこともメンバーのことも考えたうえでそこまで腹くくってんねんなっていうのは目を見ればわかりましたし。正直いま皆さんからいただいた質問っていうのは僕らから何度もぶつけた質問でもありますし。それでも、というのはそれはもう。僕は旧知の仲ということもありましたから、地元も近いところで育って同世代というところもあって。関ジャニ∞のメンバーとして言うのであればそれはもちろんいややで? でも、幼なじみとしては、それはもう頑張ってこいというしかない思いを言ってくれましたので。そこしかなかったですね。
――グループ愛に溢れている皆さんですが、これはもう背中を押すしかないと思った具体的なエピソードは?
村上 これは話というより目ですね、これはそうですね。最後みんなで話したときも、「本当に本当に、もう本当に、本当に本当にもうこれで最後やで、本当の本当の本当に、やめるっていう決断やねんね?」って。僕もそれはこれを言ってしまったら、すばるの返事を聞いて頷いてしまえばそこで決まってしまうことだからいうのは怖い時間でしたけど、それでもみんなの前でなんにも発せず「うん」と頷くのみで、みんなの目を見て。それは曇りなくだったので。これは言葉というより目を見ればわかるという時間を共有してきたと思いますので。多くを語らずして悟ったところでもありますかね。
――音楽学校の具体的な希望のエリアは?
渋谷 語学も含めてなので、とりあえず英語圏の方がいいのかなというのは漠然とは思ってるんですけど。英語を取得したいというのもありますし。世界共通語というのもありますので、取得出来たらなというのは思っています。
――関ジャニ∞の活動で一番印象に残っている思い出は?
渋谷 メンバーと何ってない楽屋とかでしょうもない話をして、馬鹿笑いしているような顔とか空気とか、なんかずっといつも絶え間なくずっとそれがあったなっていうのが僕はそれが一番ですかね。
――メンバーのみなさんは?
村上 死ぬわけじゃないですからね! まだしばらく一緒にいますしね、本当にこれで最後ですねっていうときが思い出になるんじゃないですか? 今振り返るにはまだ早い気もしますしね。その時が来たときに。現状は今の時間ですかね。一生残るでしょうからね、これは。
――渋谷が新たなボーカリストとして出てきたらファンになりますか?
村上 そりゃなるでしょうね。聞きますしね。
――この機会が関ジャニ∞としての渋谷の姿がこれで最後なのかと思うと切ない気持ちになりますが。横山さんの涙のわけは?
横山 泣いてないです(キッパリ)。
――渋谷さんも目と鼻が赤かったような。
渋谷 直前に目薬をさしまして。申し訳ございません。花粉症なものでして。
村上 ブルーの目薬でした(笑)。
――エイターの皆さんへのメッセージは?
渋谷 とにかくですね、申し訳ない気持ちもそれはもう言って言い尽くせないものがありますし。特にコンサートを楽しみにされていた方はたくさんいらっしゃると思うので。もう申し訳ない気持ちでしかないんですが、いま自分が自分の勝手な判断で抜けるんですが、そのあとのグループというのを、6人がいまさらに大きく強くしていくために、いままで以上に心をひとつにして絆を深めてるんです。なので、こんな自分がいう事ではないと思うんですが、これからの、ここからの関ジャニ∞を見守っていただけたらなと思っております。
――海外を拠点に音楽を勉強した後のビジョンは? ソロデビュー? 音楽を作るだけ?
渋谷 勉強していく中で、いままでも曲を作るということはしていたので、それをまた一から音楽を勉強していく中で自分から出てくるものがあればそれを形にしていこうとは思ってまして。それをなんかしらの形で発表するのかどうかはちょっと今はまだわからないんですが。ゆくゆくはそういうタイミングとか機会がもしあるならば、そういうこともいずれはできたらなというふうには思っています。
――芸能界を引退するわけではない。
渋谷 音楽表現はしていくということですので、芸能界というとどこまでのものかはちょっとあれですが、今引退ということではないです。
――今後の歌番組やバラエティー番組には渋谷さんも出演する?
村上 収録済みのものもありますし、これから撮るものもありますし。その分は。
――今回メンバー揃っての記者会見を開いたということへの思いは?
渋谷 僕としてはこんな場を設けていただいて、自分の勝手な決断をこんなところでしゃべらせていただける場をいただけたのが本当にありがたい気持ちです。自分のことなんで、自分だけでも良かったかもしれませんが、メンバーもこうして一緒に立ってくれてるというのは自分としてはありがたい思いです。