2021年夏、Bunkamura シアターコクーンにて上演した中屋敷法仁演出、A.B.C-Zの戸塚祥太が主演する舞台 『フォーティンブラス』が1年ぶりに会場を自由劇場へ移して再演される。今回は大阪、愛知でも上演が決まった。
フォーティンブラスとは、『ハムレット』の長い物語の中で2回だけ登場する“脇役”だ。それを演じる脇役俳優にスポットライトを当て、俳優の視点で横内謙介が90年に書き下ろした作品がこの『フォーティンブラス』。
脇役中の脇役、主人公・フォーティンブラスを戸塚、対立する“傍若無人の大スター”ハムレットを内博貴が演じる。演出は、二人とも絶対の信頼で結ばれている中屋敷が続投しての再演となる。戸塚と内は、同い年で同じ事務所所属。リアルな二人の関係性も作品設定にうまく重ね合わせられ、戯曲の面白みにさらなるリアリティーを増した前作はコロナ渦での上演ながら大変な好評を得た。
観客からの再演希望の声を受け、ほかのメインキャストも前回を踏襲して再結集し、1年ぶりの再演となる。前作の良さを踏襲しつつも、劇場が変わることで演出・中屋敷による新たな試みも加わり、さらにグレードアップした『フォーティンブラス』が誕生する。
[戸塚祥太コメント]
『フォーティンブラス』に再び“熱狂”します! 舞台の上で売れない役者を演じるという不思議な体験をした、2021年の夏。念願だった内博貴との共演、中屋敷さんの演出の下ですてきな俳優さんたちと作り上げたお芝居は、間違いなく人生のベストメモリーです。その最高の瞬間を上書きするお芝居をみんなで作り上げて、劇場でしか味わえない体験をお届けします! 楽しみにしていてください。
[内博貴コメント]
早くも『フォーティンブラス』の再演が決まりました。ありがたいことです。またしっかりと嫌われ者を演じたいと思います(笑)。皆さん劇場でお待ちしております。
公演は6月3日(金)〜9日(木)まで東京・自由劇場、6月18日(土)~20日(月)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、6月28日(火)〜30日(木)まで愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホールにて。