五関晃一(A.B.C-Z)×室龍太が兄弟役で出演、東野圭吾の名作を映像演出を交えて朗読劇化したVISIONARY READING『手紙』が5月20日に開幕した。本作は、新感覚の朗読劇シリーズ「VISIONARY READING(ビジョナリー・リーディング)」の第三弾作品。“映像で、朗読劇が、物語が、動き出す。”をコンセプトに、AOI Pro.が長年培ってきた映像制作のノウハウを活かし、朗読と映像演出を融合させた新たなエンターテインメントとして届ける。
原作は、東野圭吾氏によるベストセラー小説『手紙』(文春文庫刊)。強盗殺人を犯した兄と、その弟。刑務所から届き続ける兄からの「手紙」が、外の世界で懸命に生きる弟の人生にどのような影を落とし、そして光をもたらすのか。罪と罰、そして家族の絆を問い直す感動作。
主人公・武島直貴役を務めるのは、五関晃一。犯罪者の家族という重いレッテルを背負いながらも、夢や恋愛に葛藤し、自らの人生を懸命に切り拓こうとする直貴を、等身大かつ深みのある演技で体現します。兄・武島剛志役には、室龍太が出演。弟を大学へ行かせたい一心で罪を犯し、絶望と後悔の中でも弟の幸せを願い続ける兄という難役に挑みます。確かな実力を兼ね備えた二人が、「VISIONARY READING」ならではの映像演出と朗読表現の中で、どのような兄弟の絆を描き出すのか大きな注目が集まる。
さらに、殺人犯の弟という重い過去を受け入れながら、直貴を支え続ける理解者・白石由実子役には、綺咲愛里が出演。包容力と芯の強さを併せ持つヒロイン像を繊細に描き出す。また、直貴を愛しながらも、その過去を受け入れきれず苦悩する女性・中条朝美役を、橘花梨が務めます。物語を大きく動かす重要な役どころとして、直貴との関係性にも注目が集まる。
そして、直貴の唯一の親友であり、お笑いコンビの相方・寺尾祐輔役はWキャストにて上演。独自の世界観で人気を集める溜口佑太朗(ラブレターズ)と、鋭い感性と存在感を放つ松永勝忢(十九人)が、それぞれ異なるアプローチで祐輔という人物に新たな息吹を吹き込む。また、本作の大きな見どころの一つとして、直貴が大学のサークル仲間と芸人を目指す劇中描写に合わせ、舞台上で“コント”が披露される場面も登場。過酷な現実の中でも懸命に笑いを生み出そうとする姿が、物語にさらなる彩りと奥行きを与える。
公開ゲネプロでは、繊細な朗読表現とダイナミックな映像演出が融合し、『手紙』の世界観を立体的に描き出しました。登場人物たちの葛藤や感情の揺れ動きが丁寧に表現され、観客を物語の世界へ引き込む。
ゲネプロ終了後には囲み取材会も実施され、キャスト陣が初日を迎える心境や作品への想いを語った。取材会では、作品のテーマとは対照的に、キャスト同士の息の合った掛け合いや笑いが絶えず、まるでコントのような和やかな空気に包まれる場面も。
主人公・武島直貴役を演じる五関晃一は、「すごく重いテーマで落ち込んで泣いて、でもコントがあって笑う。その対極の感情が自分の中でぐるぐるしていて、来てくださった皆さんの感情もカオスになるぐらい掻き乱したいと思っています」とコメント。兄弟の葛藤や絆を描く本作への想いを真っ直ぐな言葉で語った。
■キャストコメント
五関晃一(A.B.C-Z)
本作は、ただ朗読するだけではなく、映像や音楽、そして役者自身の動きも加わる「VISIONARY READING」ならではの世界観が魅力です。より物語に入り込みやすくなっていると思いますので、ぜひその空気感を体感していただきたいです。今回の稽古では、コントシーンからスタートしたことも印象的でした。芸人さんと一緒に作り上げる中で、自分自身もコンビとして賞レースを目指しているような感覚になる瞬間があって、とても新鮮で楽しかったです。作品としては、すごく切なくて泣ける部分もあれば、コントで思い切り笑える部分もあって、自分の中でも感情がすごく揺さぶられています。その感情の振れ幅を、そのままお客様にも届けて、皆さんの感情もぐちゃぐちゃになるくらい掻き乱せたらと思っています。ぜひ楽しみにしていてください。
室龍太
作品の内容としては、すごく重くて考えさせられる部分も多いので、だからこそ裏では本当に明るく過ごしています。普段のお芝居と比べると動きも少ない作品ではあるんですけど、だからといって怪我をしないわけではないので、まずは千穐楽まで全員揃って走り抜けられたらいいなと思っています。個人的な見どころでいうと、後半にある“独白のシーン”ですね。稽古の序盤で演出の永山さんから「ここは覚えてほしい」と言われて、「え、朗読じゃないの!?」と思ったのを覚えています(笑)。いただいた課題をしっかり全うしたいと思います。「VISIONARY READING」というタイトルの通り、映像や演出も含めてすごく作品の世界に入りやすくなっているので、ぜひ楽しみに来ていただけたら嬉しいです。あと個人的には、溜口さんとプライベートでもコントをやってみたいなと思っています(笑)。
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