今年８月と９月に日比谷シアタークリエにて『SHINE SHOW！』が上演される。 脚本は、東京サンシャインボーイズの傑作『12人の優しい日本人』を2020年のコロナ禍、Zoomを通して読み合わせる「12人の優しい日本人を読む会」として演出した冨坂友。演出は、東京サンシャインボーイズにて数々の作品を演出してきた山田和也が務める。
舞台は、とある複合オフィスビル内の会社員が歌唱力を競う夏のカラオケ大会。さまざまな思いを抱える“サラリーマン出場者”と、その舞台裏で数々のトラブルに見舞われながらもショーマストゴーオンの精神で乗り切ろうとする運営スタッフの物語だ。
カラオケ大会を主催するビル管理会社の社員で、イベントの運営を務める女性役に朝夏まなと。宝塚歌劇団宙組トップスターを務め、17年に退団後､『マイ・フェア・レディ』『Little Women -若草物語-』『天使にラブ・ソングを～シスター・アクト～』『ローマの休日』などで主演を重ね、本年は『SPY ×FAMILY』など話題作にも出演､20年には第45回菊田一夫演劇賞を受賞し客席を魅了している。
共演は中川晃教。シンガーソングライター、俳優として多方面で活躍し､02年に日本初演となるミュージカル『モーツァルト！』の主演に抜てきされて初舞台で第57回文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞、第10回読売演劇大賞優秀男優賞、杉村春子賞を受賞するという快挙を達成、『ジャージー・ ボーイズ』で世界レベルの歌唱力を求められるフランキー・バリ役を熱演し、今年は『チェー ザレ 破壊の創造者』でチェーザレ役を演じた。朝夏とは本作が初共演となる。
さらには小越勇輝、花乃まりあ、木内健人、柳美稀、栗原沙也加、西村直人、久ヶ沢徹と魅力あふれる多彩な顔ぶれがそろった。
日々仕事で苦しみ、理不尽な人間関係で悩み、時には涙し喜びに歓喜する、そんな働く者たちのドラマと、最後に迎えるとんでもなく華やかな舞台とバックステージのドラマとを交錯させながら、感動のステージをお届けする『SHIN SHOW』。
人生を少しだけ変える勇気と、明日への活力をもらえること間違いなし。誰もが耳にしたことのある数々のナンバーが舞台を彩る！
出演に当たって朝夏、中川、小越からコメントが届いた。
［朝夏まなとコメント］
――中川さんとは、舞台作品で初めての共演となります。楽しみにしていることを教えてください。
やっと、念願かなっての共演でとてもうれしいです。今までいろんな現場でお会いして、いつも優しい言葉を掛けてくださるので、一緒にお芝居ができることがとても楽しみです。わくわくしています。
――公演を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
また新しい役への挑戦で、新たな世界が広がりそうで楽しみです。 初めましての方もたくさんおられますし、とにかくみんなで大いに笑って、幸せな時間を過ごしていただけるように頑張ります！ お待ちしております！
［中川晃教コメント］
――本作への意気込みを聞かせてください。
アガリスクエンターテイメントの冨坂友さんの作品が、シアタークリエで上演されます。 ここがNYならオフオフからオフブロードウェー的な、汗と夢と希望が詰まった企画が遂に始動します。のど自慢大会のバックステージでJ-POPの名曲たちに乗せて？ 乗せられて？ 自己顕示欲の強めな出場者さんたちのドラマが繰り広げられます。僕はそのうちの１人の和歌山翔役を精いっぱいやらせていただきます。鈴本真紀役の朝夏まなとさんとは、イベントの担当者と出演者という関係性でこれが初共演です。今までに経験したことのないようなまなとさんとのやり取りにぞわぞわしています。のど自慢大会を運営するスタッフの皆さんは、出演者の持ち込む私情とでも言いましょうか、雑務に追われながらも、のど自慢大会を愛してやまない鈴本が中心となり上手に!? 必死に!? 乗り越えます。こののど自慢大会の観覧者はお客さま!? 心の中でツッコミをがしがし入れたくなる!? どうぞお楽しみにしていてください。
［小越勇輝コメント］
――朝夏さん、中川さんの印象、共演する上で楽しみにしていることを教えてください。
舞台、ミュージカルと言えば！ なお２人、初めての共演になるのでドキドキもしていますが、今回ご一緒できることがとても楽しみです。
――公演を楽しみにしているファンへ、メッセージをお願いします。
僕自身もどんな作品になっていくのか、まだまだ全貌が見えないところではありますが、とても楽しい音楽劇になるんじゃないかと今からワクワクしています。この作品に関わる全ての方々、そして見に来てくださる皆様と最高に盛り上がる SHINE SHOW！を作り上げられたらと思いますので、楽しみにしていただけたらと思います。
公演は８月18日（金）～９月４日（月）まで、東京・日比谷シアタークリエにて。
