今春4月に上演が決まっている大阪松竹座開場100周年記念の舞台『垣根の魔女』の製作発表会見が東京都内で行われ、主演の久本雅美をはじめ、共演の室龍太や演出を務める錦織一清らが登壇した。
原作は手塚治虫のアシスタントも務めた漫画家・村野守美の同名漫画。現代の大阪の下町を舞台に、久本演じる口うるさくて世話焼きなミドリ婆さんが、頼まれもしないのに近所の人たちの悩みを次々と解決していく姿を描いた人情コメディーだ。
久本は本作への出演について、「垣根を越えた付き合いができるような、“人っていいな”と思ってもらえるような舞台にしたいです。はっちゃけてやらせていただきます!(笑)私も、困っていいたり迷っていたりする人を見ると放っておけないというのは共通しているかな」と意気込みを語った。また、舞台で何度も一緒に仕事をしてきた錦織については「本当に面白くて、安心して遊ばせてくれる。何が起こるか分からないから、丁々発止しながら心温まるお話にしたい」と期待を寄せた。
錦織も「僕も下町育ちなので、自分が一番楽しかった頃を思い出すような、そんな作品にしたい」と意欲を見せた。
また、純朴な青年役を演じる室は「僕自身、ジャニーズに入る前は女性と話すのも苦手だったんです。あの頃の気持ちを思い出して頑張りたい!」とあいさつ。詰め掛けた報道陣から「今は?」と質問が飛ぶと「違います。今も純朴です!」と大慌て。すかさず錦織も「僕も純朴に戻りたかったから辞めました!」と会場の笑いを誘った。
会見には他に共演の渋谷天笑、大和悠河、ラサール石井も登壇した。
公演は4月21日(金)~30日(日)まで大阪松竹座にて。5月に山口、福岡、熊本、静岡でも公演あり。